今年3月、野球の世界大会「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で、みずから中心となって若い日本代表選手をまとめあげ、優勝へと導いたダルビッシュ有投手。実は、大会前には日本球界復帰の可能性について言及していたという。(3月20日配信)
「まるで別人のようです。よくぞここまでの人格者に成長したものです」
古参の野球記者が唸って評するのは、現在行われている「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に日本代表として参加している、ダルビッシュ有のこと。
ダルビッシュは現在、MLBのサンディエゴ・パドレスに籍を置く。23年から6年1億800万ドルで契約を結んでおり、これは日本円にして約142億300万円という大型契約だ。
そのダルビッシュが3月15日、野球解説者・高木豊氏のYouTubeチャンネル「高木豊Takagi Yutaka」に出演。もし今年、MLBの契約が切れていたとしたら、日本球界に復帰する可能性はあったのかという話に。するとダルビッシュは「日本(球界)に帰ることは難しかったですね。それは家族の問題。家族(子供)はずっとアメリカで育ってますし、日本での経験がほぼないんですよ。ボクだけ単身赴任するのは無理ですし、(日本に)みんなを連れて行くってなると、まったく知らない国に行って、友達関係も変わって、文化も変わって‥‥ってなった時の、自分の子供たちの人格に対する影響がまったくボクとしては想像できない」と回答した。
ダルビッシュは元女子レスリング選手の山本聖子と16年入籍。男児をもうけていることから、「理想のパパ」とネットでも称賛の声が相次いでいる。
「ダルビッシュと言えば、日本ハム入団前に未成年の身での喫煙姿が週刊誌に掲載されるなど、素行不良が目立ち、05年の入団時に謝罪会見を行っています。あれから20年近くが経過し、人間はこうも変わるものかと感心してしまいます」(前出・野球記者)
夫、父、日本を代表する投手。すべてにおいて理想像となったようだ。
(所ひで/YouTubeライター)