10月19日の昼前、全国のジャニーズファンに激震が走った。前触れなく「ジャニーズWEST PR担当」(@JohnnysWEST_PR)という名のツイッターアカウントが開設されたのである。当初はなりすましも疑われたが、所属レーベルの公式サイトでアカウント開設が発表されたことで一気に話題が沸騰。8時間で11万人を超えるフォロワーが付く騒ぎとなった。
ジャニーズはネットの活用には消極的とされ、メンバー個人のツイッターやブログは皆無。事務所の公式アカウントすらない状況だが、今回のアカウント開設にファンからは「ついにジャニーズがネット進出!」と喜びの声もあがっている。だが、せいぜい3カ月でこのフィーバーも終わるだろうと、冷静な目で見ているのは音楽ライターだ。
「このアカウントはメンバーや事務所ではなく、あくまで所属レーベルが開設したもの。つまりアルバムやツアーの情報を発信するのが目的で、メンバーの個人的なつぶやきが載る可能性はゼロでしょう。過去にも同様のアカウントが開設されたこともあり、その時は200件のツイートを残して更新は停止。もはやアカウントは放棄されたも同然で、今回も同じ末路に至ると予想されているのです」
同様のアカウントとは、KinKi Kidsの13thアルバム「L album」のリリースに向けて2013年10月9日にスタートしたもの。こちらではアルバムの情報に加え、テレビの出演情報や雑誌の掲載情報などを紹介。最後は年末恒例のドームコンサートの開催御礼をつぶやき、2014年の元旦をもって更新を停止したのである。
それゆえジャニーズWESTのアカウントでも、ライブの終了をもって更新を停止する可能性が高いはず。しかも同事務所の例に漏れず、メンバー画像が掲載される見込みはゼロ。まさに「大山鳴動して鼠一匹」ということわざ通りの結果になりそうだ。
(金田麻有)