10月2日に会見が予定されているジャニーズ事務所の2度目の会見で、最大の注目点のひとつが、事務所の名称問題だ。さる9月7日の1度目の会見の直前、長くメインキャスターを務めてきた番組からの卒業を突然発表した彼のグループ名の行方ははたしてどうなるのか(9月7日配信)
関ジャニ∞・丸山隆平が9月2日放送の「サタデープラス」(TBS系)にて、9月末での卒業を発表。同番組は2015年4月より放送を開始した朝の情報番組で、丸山は8年間にわたり自身初となるメインキャスターを任されてきた。この日の放送終盤で、「わたくし丸山隆平は、9月いっぱいで、ある方にバトンタッチすることになりました」と切り出し、ジャニーズ事務所の後輩で「Aぇ!group」の正門良規が新たにMCを担当することに。
続けて丸山は「8年半ほどやらせていただいて。番組はいろいろとコーナーも変わりながら進化し続けてきたんですけども。続けてきた番組が次の世代にバトンタッチできることは、ボクも長くやってきてよかったなと。次の世代、しかも同じ関西出身なので。9月以降の朝を、正門くんに盛り上げてもらいたいなと思います」と、番組や正門への想いを口にした。
10月から大役を引き継ぐことになる正門は、丸山からの「どうなん?実際にはちょっとプレッシャー感じるの?朝やで?全国(放送の)朝!」との問いに、「めちゃくちゃ感じてます」とコメント。丸山も「オレ、8年半やったけど、緊張しなかった朝ないもん」と、常に重圧との闘いだったことを示している。
「長くMCを務めた丸山による突然の卒業発表には、SNSで『急すぎてビックリ』との反応や、『丸ちゃん、お疲れ様です。いつも笑顔で優しい雰囲気で癒されてました』と労う声が殺到しています。ジャニーズ事務所では目下、前社長・ジャニー喜多川氏による性加害が『外部専門家による再発防止特別チーム』によって『事実』と認定され、事務所トップの藤島ジュリー景子社長の辞任も提言するなど、揺れに揺れている状況とあって、丸山から正門へのバトンタッチとなった点には『ジャニーズ枠』という言葉を使って既視感を訴える声や『まだデビュー前の無名タレントをいきなり朝番組のMCに起用するなんて』との声もありました。テレビ局側の忖度も大きいと思いますが、まだ知名度が高いとは言えないジャニーズJr.の正門が、いきなり朝の情報番組でMCを任されることにどうにもタイミングの悪さを指摘する声が目立ちましたね」(テレビ誌ライター)
特別チームの提言を受けてこうしたジャニーズ事務所とメディア側の関係にも変化は生じていくのだろうか。7日午後のジャニーズ事務所の会見で何が話されるのかが注視される。
(木村慎吾)