10月2日に予定される記者会見にて発表されると目されている、ジャニーズ事務所の新社名。様々な予想が飛びかうなか、今回の社名変更がジャニーズ事務所の1社だけに留まらない広範な範囲に影響を及ぼすという。
多くのファンが気にしているのは、総会員数1300万人と言われるファンクラブを運営する「ジャニーズファミリークラブ」だろう。ここも改名は必至だが、同組織名は法人ではなく、いわばブランド名の一つ。会社としてはあくまでジャニーズ事務所内の一部門であり、会員証の変更といった物理的な問題はさておき、名称変更の手続き自体にさほどの手間はない。
一方で法的に変更手続きを必要とするのが、複数を抱える子会社だ。具体的には「株式会社ジャニーズアイランド」「株式会社ジャニーズ出版」、そして「株式会社ジャニーズ・ミュージックカンパニー」の3社は、親会社の社名変更に伴って、同じように変更する必要があるだろう。
さらに問題になってくるのが、なんとも微妙な社名を冠した子会社だというのである。
「いまやレコード会社として大きな存在感を持つ『株式会社ジェイ・ストーム』をはじめ、社名に『ジェイ』を冠する子会社には『株式会社ジェイステーション』や『株式会社ジェイベース』があります。これらの社名がジャニーズの頭文字『J』に由来していることは明らか。そうなってくると、ジェイ・ストームなども社名を変更する必要があるのかという話になってくるのも当然でしょう」(芸能ライター)
こちらに関しては、ジャニーズの名前に由来するものはすべてNGという考えがある一方で、「ジャニーズ」そのものでなければ問題ないという考えもあるだろう。
さらにアクロバット的な展開として、新社名が「ジャパン〇〇」などJで始まる名称であれば、ジェイ・ストームなどに関しては社名変更の必要はないとの見方もありそうだ。
果たしてこれらの子会社も一斉に社名を変更するのか。するのであればその時期はいつなのか。実のところほかにも、名称の変更を迫られる要素が残っているのかもしれない。