2024年度後期の朝ドラ「おむすび」(NHK)でヒロインを演じる橋本環奈の姉役を女優の仲里依紗が演じることが明らかになった。
今作は“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代を生きるギャル・米田結(橋本)が主人公。人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を食の知識とコミュ力で解決していく平成青春グラフティだ。仲が演じる結の姉・米田歩は、ゆとり世代である結の8歳上。“伝説のギャル”として知られ、結に大きな影響を与えていく存在だ。
「仲本人も平成元年生まれの“平成っ子”。歩役を演じるにあたって『あの時代に息づいていた絆や人を思い合う気持ち、そして不屈のギャルマインドをもう一度拾い直して、置き忘れて来てしまった方々にそっと届けられたら』と意気込みを語っています。制作統括の宇佐川隆史氏も『福岡の糸島に現れた、ひときわパワフルな存在。一体誰なのかと考えた時、仲里依紗さん以外には考えられませんでした』とコメントしています」(芸能ライター)
仲は現在放送中の、宮藤官九郎氏が脚本を手掛ける金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)では、主人公の市郎が昭和61年からタイムスリップした令和の現代で出会うシングルマザー役を好演。昨年には宮藤氏と大石静氏が脚本を手掛けた配信ドラマ「離婚しようよ」(Netflix)で主演を務めるなど活躍中だ。
「昨年1月期に放送された男女逆転設定のドラマ『大奥』(NHK)では、将軍・綱吉役を熱演。演じる俳優をサポートするインティマシーコーディネーターを導入して挑んだ“艶シーン”では、『攻めすぎNHK』の声が上がるほどの演技で魅せていました。みずからの運命を呪って慟哭する綱吉の心の叫びが視聴者に伝わる名場面として話題を呼びました」(女性誌記者)
振り切った演技で憑依型女優と呼ばれる仲だが、その素顔は意外にも人見知り。
「『離婚しようよ』でプロデューサーを務めた磯山晶氏に言わせると、『人見知りで共演者の松坂桃李とほとんどしゃべっていないのに、いきなり夫婦喧嘩のシーンを演じられる』とのこと。1月5日に放送された『A‐Studio+』(TBS系)で明かしていました」(前出・芸能ライター)
そんな仲が、「おむすび」でどんな伝説を残すのか。今から楽しみだ。
(窪田史朗)