どうやら二人の会話は微妙に噛み合っていなかったのかもしれない。
2月14日放送の「あちこちオードリー」(テレビ東京系)ではMCのオードリー若林正恭が、2歳になる娘の保育参観についてトーク。相方の春日俊彰も話を合わせていたが、そこに行き違いがあったという。
若林は保育参観の際に「他のパパ見たらがく然としたよ。自分のクズさに」と告白。春日が「どういうところが?」と問いかけると、「エアジョーダンとか履いてる人いないじゃん。いい歳して」と明かし、春日も「たしかに!」と納得していた。
ここで春日も、一人娘が4月から年少さんの歳になることから、幼稚園の説明会に行ったと説明。しかし何を着ていったらいいかが分からず「ゴルフウェア着ていきました」と告白だ。その理由として「ちゃんとしていると思って。襟もあるし」と語っていたのである。
「二人の告白は『場にそぐわない格好をしていた』という点では一致しています。ただ、そのそぐなわさ具合に関しては実のところ、二人の方向性はむしろ真逆だったと言えるのではないでしょうか」(子育て中のライター)
両者の告白で視聴者が理解しやすかったのは春日のほうだろう。本人はちゃんとした服装をしたつもりだったが、世間のスタンダードはスーツ着用であり、その常識を身に着けていない自分を恥ずかしく感じたというものだ。
それに対して若林は、ナイキの人気スニーカーである「エアジョーダン」について言及していたが、そのココロは春日とは方向性が異なっていたという。
というのも若林は、周りの保護者がどんな服装をしていたのかには言及していないのである。SNS上では<うちの保育園でも保護者は普通にスニーカー履いているけど…>といった感想も散見されたが、どうやら若林が気にしていたのはスニーカーを履いていったことではないというのだ。
若林はエアジョーダンに相当なこだわりを持っており、2年前に「エアジョーダン1」の復刻版が発売された際には抽選販売に応募しまくっていたことをラジオで告白していた。彼にとってエアジョーダンは単なるスニーカーではなく、相当なこだわりを持って履く超おしゃれアイテムなのである。
「それゆえ保育園にエアジョーダンを履いていった若林は『自分だけスニーカーに超気合いを入れている』ことに気づいてしまい、気恥ずかしくなってしまったのでしょう。それを春日は『スニーカーというラフな格好で行ってしまった』と勘違いしていたわけです」(前出・子育て中のライター)
実際のところ、保育参観に来るパパのなかには「そのまま映画にでも出るんですか?」みたいな気合いの入ったオシャレ着でキメている人も珍しくはない。それが若林のケースでは、周りのパパが大人しめの格好をしており、自分のエアジョーダンが浮いていると感じたのではないだろうか。