NHKの旧ジャニーズ事務所に対する姿勢は相変わらず頑なだが、その一方で“辞めジャニ”に対しては積極的に起用。今年の紅白はSTARTO ENTERTAINMENTのタレントは変わらずゼロで、辞めジャニが出演増になるのではとささやかれ始めている。
創業者のジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、NHKは「新規の出演依頼を行わない方針に変わりはない」と、姿勢を変えていない。補償問題については一定の進展はあるとしているものの、藤島ジュリー景子氏が関連会社の会長にとどまっていることに、創業者一族が経営から離れていないと判断している。
「ジュリー氏が会長を離れるというのはかなり時間がかかると見られているので、今年いっぱいはNHKはこの姿勢は変えないでしょう。そうなれば、昨年の紅白同様にSTARTOのタレントは出演しないということになるのでしょう」(芸能関係者)
ただ、NHKがSTARTOから離れたタレントに関しては寛容な姿勢を見せているのも確か。元King & Princeのメンバー3人が結成し、滝沢秀明氏の「TOBE」に所属するNumber_iは、3月2日に放送された同局の音楽番組「Venue101」拡大版でテレビ初主演を果たした。6月4日の「うたコン」には近藤真彦が出演している。
「この日の『うたコン』は作曲家の筒美京平さんの特集だったので、『スニーカーぶる~す』などの楽曲を持つ近藤に白羽の矢が立ったのでしょうが、辞めジャニに対しての積極的な起用は紅白まで続くと言われています。それこそSTARTOのタレントはゼロでもTOBEのタレントはNumber_iの他にも複数出演するんじゃないかとも言われ始めています」(前出・芸能関係者)
そんなことになれば昨年以上に大荒れは必至だが、貢献度を考えればTOBE勢が出演してもおかしくない。紅白の本格的な始動はこれからだが、はたしてNHKはどんな決断を下すのか。