性加害疑惑を報じた「週刊文春」と係争中のダウンタウン・松本人志が、7月14日に自身のX を更新。「ポスト、リポスト普通にしょうと思ってます。当たり前の権利やし」とつぶやき話題だ。松本は、裁判に注力するため今年1月から芸能活動を休止中。その間、960万人を超えるフォロワーを持つXもほぼ休止状態だったが、その松本のここに来てのSNS投稿の再開。
「今回の裁判は長期化が予想され、被害にあったという女性も複数名いることで松本が不利だと当初は言われていた。しかし、松本の会食に参加した過去がある艶系女優・霜月るなが、松本を擁護する発言をSNSなどで展開。さらに、6月には『週刊女性』が被害者と言われる女性の1人が“自分は告発するつもりはなかった”と周囲に話していると報じ、風向きが変わりつつありました。復帰に向け光が見えたことで封印していたSNSを再開したようです」(スポーツ紙記者)
SNSでは松本を批判する声が大きい中で、同じくらいに復帰を熱望するコメントも日々あふれている。Xでのつぶやきを再開したことで、復帰に向けて一歩前進したと、ファンも喜びのコメントを多数寄せている状況だ。そんな松本だが、仮に復帰する声が大きくても、テレビへ戻ることは当面は難しいだろうとキー局の編成担当者が内情を明かしてくれた。
「松本さんの復帰を熱望するテレビマンは多いですが、スポンサーは違います。昨年の旧ジャニーズ事務所の性加害問題では、当事者でないタレントも番組に出演できなくなりCMも降板した。今回は、松本さん本人が告発されている状況なので、裁判が終結するまでは番組出演をOKするスポンサーはほとんどいないと思います。しかも7月11日発売の週刊文春では、松本を告発したA子さんの証人出廷を巡り、松本サイドが妨害工作をしていたと報じて反撃に出て、また、事態は混迷しています。もはや、裁判は場合によっては数年かかるかもしれないと言われる中、完全に判決が出るまでテレビへの復帰は難しい現状です」
そんな中、意外な形での松本復帰プロジェクトが新たに浮上していると、さる民放関係者がこう明かす。
「スポンサーの問題があるとはいえ、てのひらを返すような姿勢のテレビ各局に松本は不信感を抱いているとの噂です。実際、文春寄りの報道をしたとして、『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)を制作する読売テレビに、田代弁護士が放送内容に関して抗議文を送ったことを発表。不適切な偏向報道があり、BPOへの申し立てについても検討するとかなり厳しいものでした。読売テレビは長く『ダウンタウンDX』を制作しているので、松本サイドからの抗議は意外です。この行動から察するに、もしかしたら松本自身は、テレビ復帰はもはや念頭においていないのではないかと、テレビ関係者の間で噂が立つほどです」
実は松本の復帰に関しては、これまでにも「ドキュメンタルシリーズ」や「FREEZE」を配信してきた、Amazonプライムも興味を示しているらしいとの情報はあった。が、これにさらなる衝撃プランが加わったとか。新たな松本の復帰説を、芸人仲間から聞いたという制作会社幹部が明かす。
「松本は、このまま裁判が長期化するようなら途中で配信作品を作ってもいいと考えているそうです。スポンサーが関係ないAmazonプライムなら、裁判中でも話に乗る可能性がありますからね。さらに、ここ最近ではオードリーの東京ドームイベントをはじめ、芸人がドーム、武道館、横浜アリーナなどで頻繁に開催しているライブにも興味を示しているそうです。松本復帰となればドームクラスでも集客は見込めますし、そこにライブ配信を入れれば記録的な売上になる。相方の浜田雅功との漫才に限らず、ファンの集いのようなイベントをしてもおもしろい。裁判の行方次第ですが、今年の年末までには何かしらのアクションを松本が起こすらしいとの噂が駆け巡っていますよ」
SNSの再開が、復帰に向けた大きな第一歩となるのか。ますます動向が注視される。
(渡邊伸明)