最近では時事ネタを斬るYouTube企画が好評を博しているお笑いコンビ・霜降り明星の粗品が、同じく「旬な話題をイジる」他の芸人を「セコい」「おもんない」などと言及する一幕があった。
粗品は9月4日に更新したYouTubeチャンネル「粗品のロケ」で、「8月の粗品を振り返る」と題した動画を公開。タレント・フワちゃんがお笑い芸人・やす子への不適切投稿で炎上した8月4日の騒動について、翌5日の早朝にみずから動画を撮影・編集し、すぐに“イジり“動画を公開した経緯を明かすと、「早いやろ?」とスピーディーな仕事ぶりを誇っていた。
その迅速な作業の裏には秘めた思いもあったようで、粗品は、時事ネタを“笑いナシ”で単にイジるだけの他の芸人の中に「めっちゃ神格化されてる」ケースもあると指摘。フワちゃんとやす子にまつわる騒動時にも「『フワちゃんみたいにならないようにね』って言うだけでめっちゃ褒められてる」芸人がいたといい、粗品は「“いやいや、お前ら、(取り上げるの)遅いで”っていうのをやりたかってん」とスピードで勝負したという。
また、早さだけでなく質にもこだわり、「時事をイジる時にな、そういう事件とかを芸人が触れただけで『スゴい!』って言われるのはキモいから、ちょっとネタでやり返したかった」「なんか、やっぱりイジり方に笑いが全然入ってなくて、セコいヤツ多いから」などと語ると、その対象として「まじで◯◯」と名指しを思わせるピー音が入った。
その「◯◯」について、粗品は「なんかそういう不祥事が出るたびに4日後とか5日後ぐらいに動画出して、めっちゃ褒められてんねん、あいつら。『さすがだな!』みたいな。いやいやいや、遅いし、おもんないし、みたいな。ずっと思ってたから、やり返せてよかった」と語っている。
「動画では名前を出した部分が加工されているものの、粗品が挙げた数々のヒントから、さらば青春の光(森田哲矢、東ブクロ)を指しているとして、様々な反響がコメント欄に集まっています。さらばも最近は時事ネタをイジる動画を頻繁に公開しており、フワちゃんの一件に関しては、騒動から約2週間後の8月17日に『フワちゃんについて』と題した動画をアップ。タレント・野呂佳代など、普段からさらばの2人にタメ口で親しくしゃべることが多い年下の女性タレントらに対し、“フワちゃんみたいにならないように”警告をしていくという内容で、240万回もの再生数を記録しています。他にもギャンブルに明け暮れていた元通訳・水原一平氏や、先の東京都知事選で賛否を集めた元安芸高田市長・石丸伸二氏らをイジる動画を上げていますが、基本的に週に1本の更新をルールとしているので、粗品の言うように“4~5日”ほどのタイムラグがあります。ただ、それはテレビの仕事をセーブしてYouTubeに専念しつつある粗品とは違い、森田がバラエティ番組から引っ張りだことなっている多忙ぶりも関係しており、『お前ら遅いで!』という指摘はさらばの2人にはあまり響かないでしょうね」(テレビ誌ライター)
また、さらばの動画では、単に他のタレントに暴言を吐いたり、コキ下ろすような粗品とは対照的に、一癖も二癖もある捻りの効いた企画が特徴の一つ。ネットでも「粗品よりもさらばの方がよっぽど面白いんだけど」「早さで勝ってるのは単純にあなたがユーチューバーだからでは?」などの声が寄せられたほか、粗品との熱愛説も浮上した歌手・あのちゃんと共演する機会が多い森田への“嫉妬説”まで上がっている。
もしも粗品の口撃の対象が本当にさらば青春の光だった場合、宮迫以来の新たなバトルが展開されることになるかもしれない。
(木村慎吾)