あっという間の流れに思えた。体調不良で休養中だったはずのジャングルポケットの斉藤慎二容疑者が、今年7月にロケバス内で、女性に性的暴行を加えたなどの疑いで東京地検に書類送検されたニュースが10月7日午前に報じられると、同日午後には吉本興業の契約解除が発表。すると、ネット民がザワついた。
「斉藤容疑者が任意の調べに『軽率な行為で相手や家族に迷惑をかけた』と容疑を認めていることに、“認めた斉藤と認めない松本の差だったら、斉藤は認めないほうが良かった?”“渡部建が所属する人力舎って情があるんだな”などと、ともに所属事務所との契約を続けている、性加害疑惑報道で活動休止中の松本人志や、多目的トイレ不倫で話題になった渡部と比べる声があがりました。もっとも、松本や渡部の場合は警察が捜査した案件ではなく、週刊誌への告発が発端というものですから、構図としては全く別物。ですが、印象としてはそう見えるのでしょう。また、『斎藤知事、ジャンポケ斉藤、斉藤由貴』と、最近話題の“サイトウ”醜聞3連発をヤユした書き込みも見られました」(芸能関係者)
それにしても、朝の報道から昼の契約解除までの時間が短いのは確か。いったい何があったのか?
ちなみに、斉藤容疑者の妻でタレントの瀬戸サオリは騒動を謝罪するとともに、書類送検までの経緯を自身のSNSで、こうコメントしている。「この件で性的暴行と報道されておりますが 一部事実と違う報道がされております。不同意ということでお相手の方が被害届を出しているとお聞きしておりました」「相手の方からも行為がありSNSをフォローしたり連絡先を交換していたことは事実でこちらとしましてはロケバスの中のドライブレコーダー及びカメラの解析を警察の方に求めていました。一方的な行為ではなかったことを伝えている状況でした」「このような事が起きたことは 擁護する余地もございません」
また、この投稿をした理由については、「私にも守るべき子供がいますので」とのことだった。
斉藤容疑者との契約解除を発表した吉本興業は関係者やファンへの謝罪とともに、「重大な契約違反の疑いについて、弁護士の助言等を受けつつ、当事者の名誉・プライバシー・健康状態等に配慮し、関係者等と協議しながら慎重に事実確認を含めた対応を行ってきたところですが、本日、斉藤とも協議の上、マネジメント契約を解除いたしました」などと説明している。
こうして見てくると、斉藤容疑者が7月に女性に性的暴行などをした疑いを持たれていることと考え合わせると、捜査は1カ月以上進められてきたようにも思われる。それだけに、斉藤容疑者が、レギュラー番組を8月上旬の出演を最後に、降板を申し入れ、9月20に「体調不良による本人の申し入れ」で活動休止を発表したウラには、こんな見方も。
「持病のぜんそくの悪化説、コロナ後遺症説などが報じられたとおり、体調不良はあったのかもしれません。ですが、それよりも、早めに降板しておかないと、8月以降もどんどん番組の収録が進み、今回のように捜査が進展した場合、10月以降の放送予定でお蔵入りにせざるを得なくなる斉藤容疑者が出演する収録番組が数多く発生し、差し替え番組をどうするか、またそれにかかる費用などを巡り現場が大混乱してしまう。そうした仕事上のリスクを回避していたという側面も考えられますね。結果的に、書類送検が報じられて、すぐに契約解除できたわけですから」(前出・芸能関係者)
過去の前例を見ても、芸能界復帰は絶望的な情勢の斉藤容疑者。ジャングルポケットを2人で活動することとなった、おたけと太田については、おたけのもんじゃ焼き店の経営がうまくいき、太田が“嫁との夫婦セット売り”で、ともに芸能界を生き残れることを祈りたい。
(ロドリゴいしざわ)