11月7日放送の「わたしの宝物」(フジテレビ系)に「もう視聴をリタイアしようかな」という声があがり始めている。
その最大の理由が「美羽(松本若菜)と冬月(深澤辰哉)の不倫の恋にまったくキュンキュンしないから」。お互いが中学生の頃に淡い恋心のようなものはお互いに感じていたようだが、大人になって久しぶりに再会して酢こんぶを食べて「致した」だけの浅い関係に、多くの視聴者から「共感できない」「なぜ美羽が冬月に執着するのかわからない」といった声がネット上にあがっているのだ。
中学時代の淡い恋心だけで、モラハラ夫だったものの子どもが生まれたことで改心して、良き夫、良き父になったハイスペックな夫・宏樹(田中圭)を差し置いて冬月に会ったり、ましてや誰が見ているかわかわからない屋外で冬月と抱擁するなど「あり得ない」と感じている人が多いようなのだ。
中には、これまでの「不倫ドラマ」はヒロインの目線でドラマの展開を見ながら、不倫相手と「なかなか会えない」状況にキュンキュンしていたが、今作では「托卵される」いわゆる「サレ夫」である宏樹の目線でドラマを見ている人が少なくないようだ。
「これから宏樹が托卵されたことを知るかと思うと胸が押しつぶされそう」「宏樹が笑顔で赤ちゃんをあやす姿を見ると、これから予想されるドロドロ展開に胸がギュッとなる」「宏樹に待ち受ける過酷な展開にキュンではなくギュギュッと胸が痛い」など、宏樹の今後を心配する声が数多くあがっている。
もしかするとこのドラマは、田中圭演じる宏樹をあえて“ヒロイン”と呼んだほうがしっくりくるかもしれない。今後は宏樹から笑顔が消えるかと思うと本当に切なくなる。
(津島修子)