岡田将生が主演を務め、中井貴一とのコンビが好評の木曜ドラマ「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系)が12月19日に最終回を迎え、世帯平均視聴率は11.8%を記録した。
8話のラストで、那須田歩(岡田)や九鬼静(中井)らが働く西東京総合病院の医療システムがランサムウェア攻撃を受けて非常事態となった。
コンピューターがダウンすれば、電子カルテの閲覧ができなくなり、医師や看護師らは慌てふためく。那須田は、自身で管理している看護データをもとに、適切な指示を出すなど、奮闘していた。
一方、前話でクビになっていた九鬼ら看護師は、診察を受けられず路頭に迷った外来患者の対応に当たっていた。
前話のラストで、ラスボス的に登場した謎の男(志尊淳)。彼は、システムダウンを支援するため厚労省から派遣されたエンジニアの阿部湊。九鬼の下で働いていた元看護士だった。
ラストは、フィリピンの病院で働くことになった那須田。現地に到着すると、そこには九鬼の姿が。しかもその病院は、九鬼が理事長を務める医療従事者を目指す貧しい人々を支援する「フローレンス財団」によって運営されているものだった。
この展開に視聴者は「もうこれ、シリーズ化決定だね」「志尊淳の新キャラ投入で続編に気を持たせすぎる最終回…」「『相棒』並みに続いてほしい」など、早くもシーズン3への期待が高まっていた。
「9話すべての世帯平均視聴率は11.21%。8話まで10.76%の『相棒』を抜きました。『ザ・トラベルナース』も『ドクターX』のように、病院や病院長などのキャストを変えて、長くシリーズ化されるのではないかと思います」(テレビ誌ライター)
ラストシーンで那須田と九鬼の後ろには、現地の子供たちに歌を聴かせる同ドラマの主題歌担当の斉藤和義が登場。視聴者への嬉しいサプライズとなった。