部下の「たろー」が上司の「けーさん」にドッキリを仕掛けるなどクスリと笑える企画が好評のYouTubeチャンネル「けーさんとたろー」は、同じ会社で働く現役サラリーマンの2人が開設。登録者数は、今や124万人に及ぶ人気ぶりなのだが、2月19日付け投稿回に政治活動家・タレントのデヴィ夫人が登場すると、「さすがに豪華すぎるコラボ」と話題に。
ワイン好きで知られるデヴィ夫人に、近所で購入した安価なワインを提供。このワインに合う料理をけーさんとたろーがそれぞれ作り、どちらがデヴィ夫人の好みかを競う対決となった。先行のたろーは、ジャガイモとタコ、イカの塩辛、にんにくを混ぜ合わせた炒め物。続くけーさんは、チーズをガスバーナーで加熱した生ハムで包み、クラッカーに乗せた軽食。審査発表前にデヴィ夫人がたろーに料理の手順をお説教…。予想通り、軍配はけーさんに上がった。
それにしても、いかに人気YouTuberといえども、まさかデヴィ夫人がコラボで出演するとはファンも想像しなかったようで、「本物のデヴィ夫人だ!?」と驚きの声が相次いだ。
しかし一方で、「なぜこのタイミングでデヴィ夫人?炎上狙い?」との声も…。というのも、デヴィ夫人は、「犬食禁止」などを掲げて「12(ワンニャン)平和党」を結成。2月12日に開かれた記者会見では、現在はインドネシア国籍だが、帰化申請が間に合えば、今夏の参議院選挙に立候補する考えも表明。ただ、一見、動物愛護を謳っているようだが、過去に毛皮のコートを着用している写真が拡散されたデヴィ夫人に、ネットではツッコミも入っている…。
「昨年、グループYouTuber『雨来ズ。』のメンバーに、けーさんが暴行を働き炎上騒動に。けーさんの知り合いの店で、お互い泥酔状態だったと後に謝罪動画を投稿しています。相手の挑発に乗ってしまったこともあったようですが、優しそうに見えるけーさんが先に手を出したことに失念のファンも多かった。ですが、この一件で注目を浴びて、登録者数や視聴回数を増やしたことは確かでしょう」(ネットライター)
今回も、そんな狙いがあったのだとしたら、ファンは複雑な思いかも…。
(所ひで/YouTubeライター)