芸能界の一大イベントだった志村けんさんの誕生日会。その幹事を20年間務めてきたのが、タレント・中山秀征だった。しかも、志村さんに誕生日会を勧めたのは中山からだったそうだ。
オリエンタルラジオ・中田敦彦のYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学-NAKATA UNIVERSITY」(5月26日付)に中山秀征がゲスト出演。こんなやり取りが展開された。
中田 私びっくりしたのが、志村けんさんのお誕生日会を仕切ってたのがヒデさんだったとか。
中山 そう20年、幹事。師匠(志村さん)が50歳のときに初めて。師匠はあんまり人を集めてやるっていうのはお好きじゃなかったんです。
中田 盛大にやってるイメージだったんで、志村さんがお好きなのかなと思ってたんですよ。
こぢんまりと小人数で飲むのが好きだった志村さんだが、芸能界に限らず、野球界、音楽界、相撲界にも志村さんに会いたがっている人が多数いることから、中山が「誕生日っていう機会で、みんな集めていいですか?」と提案したという。
「それがどんどん大きくなっていって、一番大きかったときは100人ぐらい。志村さんは気を遣わずに飲んでくれって、自分で席を回るから動くなって言う。『みんな動かないで、好きにやってくれ、動くから俺が』って」
2023年7月30日放送のトークバラエティ「行列のできる相談所」(日本テレビ系)で、中山は自身のMC番組「DAISUKI!」(日テレ系)に志村さんを招いた当時を回顧。中山が現場に1時間前に入ると、志村さんはすでに着替えを終えて待機していたそうで、「遅刻すると『すみません』で始まるだろ。俺、そういう1日が嫌なんだよね。だから自分はそうしてる。人には言わない。自分がそうしたいだけだから、そうしろってことじゃないよ」と説明してくれたのだとか。
気配りの人だった志村さん。20年3月に新型コロナウイルスに感染していなければ、中山の幹事は21、22と回を重ねていたことだろう。
(所ひで/YouTubeライター)