6月2日放送の「あなたを奪ったその日から」(フジテレビ系)第7話で、10年前に起きた結城旭(大森南朋)が経営する惣菜店のパンを食べて、北川景子演じる中越紘海の娘がアナフィラキシーショックで亡くなった食品事故の原因は、平祐奈演じる梨々子が父親の旭を思って手伝いをしていたことが原因ではないかと考察する声が、ネット上に急増しているようだ。
この日の放送では、結城家がクライアントを招くために別荘で開催したホームパーティーのシーンが描かれたのだが、そこで「おや?」と感じるシーンが2か所あったのだ。
1つは、食事の準備中に旭が「そこの紫蘇、切ってくれ」とキッチンで梨々子(平)に声をかけると、そこに並んだ食材を思いつめたような表情で見つめる様子が描かれたこと。
もう1つは、ホームパーティーの翌日に会うはずだった恋人から「会えなくなった」と連絡が来たことで、ホームパーティーの準備もせずに帰ろうとする梨々子と旭は口げんかに。さらに梨々子は紘海(北川)に向かって「中越さんでしたよね。ウチの料理、口にするなら気を付けてくださいね。結城家は食べ物で人を殺したことがあるので」と言ってから別荘を出ていったのだが、注目されているのは「結城家は食べ物で人を殺したことがある」というフレーズの中の「結城家」という言い方だ。もし、父親の会社で作っているパンが原因で起きた食品事故なら「父は食べ物で人を殺したことがある」と言うのでないだろうか。ここで「結城家」と言うことに違和感がある。
また、10年前に食品事故が起きた時の記者会見で旭は「子どもが何を口にするかは大人の手に委ねられています。何かあったら大人の責任です」と発言。これを聞いた紘海は旭を恨むようになったのだが、実はこの旭の「大人の責任」とは、梨々子が誤って「甲殻類は不使用」と書いてあったパンに、甲殻類を入れてしまったことに対する発言ではないか、旭は自分で自分に「大人の責任」だと言い聞かせていたのではないか、と考察する声がネット上にはあがり始めている。
梨々子と旭の関係性が悪いのも、実は10年前に自分が原因で起きてしまった「食品事故」を「黙っていろ」と父親である旭から言われたことがきっかけではないかと指摘する声もあるようだ。もし、梨々子が犯したミスで当時3歳だった紘海の娘・灯が死亡したとしたなら、この事実を黙っていることは非常につらく厳しいことだろう。梨々子が犯した罪を旭が黙ってかぶることにも納得できる。
10年前に起きた食品事故の真相がさらに知りたくなってきた。
(森山いま)