2023年7月、登録者数が100万人を突破し、突如としてネット界のスターとなったのは、6人組中学生YouTuber「ちょんまげ小僧」だ。
その勢いは凄まじく、HIKAKIN、フィッシャーズ、レイクレといった超人気YouTuberとの豪華コラボを実現し、その動画は軒並み大ヒット。「ひき肉です!」というメンバー・ひき肉の挨拶はSNSを席巻し、2023年の流行語大賞にもノミネートされるほどの社会現象を巻き起こした。
ピーク時にはチャンネル登録者数が154万人を超え、まさに“中学生の星”として注目を集めた彼らだが、あれから2年が経過した今、状況は大きく変化している。
YouTuber事情に詳しいライターが語る。
「6月20日に、ちょんまげ小僧の公式Xアカウントに『オワコンと言われ続け約1年。チャンネル登録者数の減少がやばすぎた、、、 1年前▼150万 今▼130万』と、現在の状況を悲観するような投稿がされたんです。これを受け、フォロワーからは『130万人残ってるのが凄い』『実力で繋ぎ止めてるのは誇るべき』という応援の声も多く寄せられましたが、中には『最初から何がおもしろいのかわからなかった』といった厳しい意見もありました」
この1年で20万人以上の登録者が離れたのは、弱冠10代の彼らにとって大きな衝撃だったに違いない。しかし、前出のライターはこうも指摘する。
「動画の再生数は今も安定して数万回を記録していますし、コメントで呼びかけるほどの熱心な固定ファンも存在します。登録者が減っても、彼らは落ち込むことなく、ショート動画やSNSを精力的に更新し続けていますから、この姿勢を貫けば、再びブレイクする可能性は十分にあるでしょう」
さらに、6月21日には公式Xで「大人になったちょんまげ小僧のチャンネル名を考えてください」と、将来的な改名を示唆する投稿も。デビュー当時はまだ中学生だった彼らも、今や成長期真っ只中。変化の時を迎える中で、“オワコン”の烙印を跳ね返し、再びネットの頂点に立つ日は来るのだろうか。
(佐藤ちひろ)