北川景子が織田裕二から言われた「男らしさも女性らしさも兼ね備えている」に納得の「潔さとたおやかさ」
6月30日放送の「ぽかぽか」(フジテレビ系)にゲスト出演した北川景子が明かした、織田裕二から指摘された「北川評」に納得してしまった。
この日の夜に「あなうば」こと主演ドラマの「あなたを奪ったその日から」(フジ系)の最終回が放送されるため、番宣で「ぽかぽか」に生出演した北川。実は「あなうば」の初回放送日だった4月21日の昼にも、「ぽかぽか」に生出演する予定だったが、その日は病欠。「伏せっていました」とその日のことを伏し目がちに詫びる姿は、実にたおやかだった。
病欠したその日のことを詫びる気持ちからなのか、この日の北川は興味深い話を次々と明かした。中でも北川が初めて“月9”に出演してヒロインを務めた、2008年放送の織田裕二主演ドラマ「太陽と海の教室」(フジ系)については話が盛り上がった。
北川はこのドラマに出演することにあたり「プレッシャーがすごかった」と明かし、「絶対、織田さんは失敗するはずがないので、『この作品がダメだったら自分のせいだ』って(思った)。本当にチャンスをいただいて嬉しいっていう気持ちと同じぐらい怖かったです。とても怖かったです」と当時を振り返った。
また、織田は自分が映っていないシーンで共演者のセリフにつき合っている時でも、本番ではなくリハーサルの時でも、「みんなで芝居は作るものという意識で、全部に100%で臨んでいらっしゃった」ことに感銘を受け、「それから自分もちょっと(織田の)まねして、(セリフ合わせの)お付き合いの時も全力出そうみたいな感じで、今もやってます」と笑顔を見せた。
さらに北川は織田から「『男らしさも女性らしさも兼ね備えている女優さんってあんまりたくさんいないから、それは珍しいことだから大切にしたほうがいいんじゃない?』っていうことを言っていただいて。たぶん、本当に自然な会話の中でおっしゃったので、織田さんは覚えてらっしゃらないと思うんですが、私の中ではすごく心の中に残った言葉でした」と明かした。
確かに北川はこの日の「ぽかぽか」出演中にも、誰かが発言するたびにその人のほうをきちんと向いて耳を傾け、うなずいたり感心した表情を浮かべたり、女神のように微笑んでいた。そうかと思うと、“北川ファン”を公言している共演者の松田元太から、09年放送の山下智久主演ドラマ「ブザービート」(フジ系)で北川演じる莉子が、山下演じる直輝のフリースローを練習する様子に「ちゃんとやんなさいよ、バーカ!」と声をかけるシーンの再現をねだられると、「いいですよ」と即答。即座に再現してみせる潔さは実にかっこよかった。
おそらく織田は、そんな北川の二面性に気付き、大切にするよう声をかけたのだろう。北川の潔さとたおやかさは、見ている者を清々しい気持ちにしてくれる。
どうかそのままの北川で居続けてほしい。
(森山いま)
