ホリケンこと堀内健が見せた「聞き役の父親の顔」に想像力を刺激された共演者も視聴者もボロ泣き!
8月21日放送の「トークィーンズ」(フジテレビ系)に出演したお笑いトリオ・ネプチューンのホリケンこと堀内健が、共演者だけでなく視聴者も泣かせたようだ。
そのワケは、誰もが知っている「ハイテンションでボケてばかりのホリケン」ではなく、「物静かでボソボソしゃべる家族の前では聞き役のホリケン」の素顔を見せたからだ。
ホリケンはスタジオに登場した時こそ「いつものホリケン」らしく、自由奔放にボケ倒し、共演者のアンミカとクルクル回っていたが、着席した直後からオンエアされた、野々村友紀子に私生活についてインタビューされるVTRでは、野々村と会った瞬間に「雰囲気が今日は素敵ですね。表情がいつも(のバラエティ番組の時)と違う。プロフェッショナルですね」とボケなしで称えたため、スタジオでVTRを見ていたいとうあさこから「ちゃんとそういうひと言が言える子なんですね?」とツッコミを入れられ、スタジオは笑いに包まれた。
その後も、自宅では家族がいろいろと話しかけてくるためホリケンは聞き役で、家庭では何も話さなくても楽しいと言い、普段は小さな声でボソボソ話すことも明かされた。
高校生と小学生の娘には、芸人としての自分を「隠してるようにもしてる」「あまり見てほしくない」そうだが、娘が家庭外でどんな表情をしているのか、たとえば友達とどんな顔をして笑っているのかなどは「すごく見てみたい」と父親としての本音を漏らした。また、大人になりかけている長女に対し「上のお姉ちゃんとは何をしゃべっていいかわかんなくなっちゃってる」と父親としての苦悩も明かした。
番組後半では、ホリケンと30年来の親友である有田哲平がVTR出演。「僕らの周りでも本音を言わず、自虐ネタで笑わせようとする」というホリケンに対し、「家族といて、マジで幸せと思う瞬間を聞きたい」と質問を投げかけた。するとホリケンは「毎年、同じ所に行けることが幸せかもしれない。年末年始は熱海に行って、朝、歩くんだけど、毎年同じことをやってるけど、そういう時に『幸せ』って感じるかもしれない。家族にとって幸せなのかはわからないけど…」と照れくさそうにコメント。すると、共演していた女性陣の間では「そういう同じ場所に行くことはいい思い出になる」「将来はお嬢さんが旅行計画を立てて連れて行ってくれるかもしれない」「そういう思い出が結婚式で流すスライドやスピーチになるのでは」などと想像話がエスカレート。想像話をしながらアンミカやいとうはうっすら涙を浮かべ、ファーストサマーウイカに至っては「めっちゃ面白いけど、これ。(娘が)ひとり立ちして結婚した時に見たらたぶん…」と言いながらボロ泣きすることとなった。
エンディングでは「温かく終われてよかった」と笑顔を浮かべ、画面の向こうにいる娘たちに向かって「(この番組を)見るか、見ないかはあなた次第」と呼びかけたホリケン。
長女からは、「パパ」の頭文字をとって“P”と呼ばれているそうだが、そんな長女から「Pは何をしゃべっているかわからないから、テレビでもっとゆっくりしゃべったほうがいい」とアドバイスされたというエピソードも、実は長女とうまくいっているからこそ出てくるエピソードだと思う。
ホリケンパパは家庭内だけでなく、世間からもかなり高評価されたのではないだろうか。
(津島修子)
