ピエール瀧「メシドラ」出演で広がった「国分太一は逮捕すらされてないのに…」日テレへの疑問
テクノバンド「電気グルーヴ」のメンバーで、俳優のピエール瀧が9月28日放送の「メシドラ 〜兼近&真之介のグルメドライブ〜」(日本テレビ)に出演。2019年に不祥事を起こして以来、久々の地上波テレビ放送への復帰となり、ネットでは「日本テレビの方針がブレブレすぎるのではないか」と賛否を招いている。
「メシドラ」は「ノー台本、ノー仕込み」をコンセプトに、日本全国のウマいモノを食べ尽くすグルメドライブ番組で、お笑いコンビ・EXITの兼近大樹と俳優・満島真之介がMCを務める。この日は瀧をゲストに招き、茨城県の坂東市をドライブ。ピエールの夢だったというコイン精米に初挑戦したり、ボウリングでの対決を楽しんだりと、様々なアクティビティを満喫する様子が放送された。
視聴者からは「精米ではしゃぐピエール瀧ら可愛すぎる」「テレビつけたらピエールさんが出ててびっくりした。おかえりなさい!」「地上波復帰嬉しいです」などと好意的な反応が上がった一方、日本テレビの方針に疑問を投げかける声も見られた。
というのも同局では、福田博之社長が6月20日の会見で、元TOKIO・国分太一に「コンプライアンス上の問題行為」が複数あったことが発覚し、同局の人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」からの降板が決まったと報告。一方で、その「問題行為」の具体的な内容については言及しなかったものの、“刑事事件になるような案件ではない”と説明していたからだ。
「国分が何をやってしまったのか、TOKIOのメンバーだった松岡昌宏や城島茂らも“知らない”のだといい、福田社長はプライバシーの観点から、具体的な内容は明かさないと話していました。確かなのは、それが刑事事件ではない案件でありながら、30年も続いた長寿番組から1発アウトで降板が決定したこと。一方、瀧は、2019年3月に違法薬物を使用していたとして逮捕され、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けました。瀧の場合、逮捕からすでに6年が経過していることや、昨夏のNetflixドラマ『地面師たち』での好演などで話題を呼び、世間からの拒否反応がある程度緩和されているとみなされたということでしょう。ただ、『刑事事件』で逮捕された瀧とそうでない国分との比較が、国分の行為の内容がわからないだけに、視聴者にモヤモヤしたものを、その舞台が日テレということでよけいに広がっているのでしょう。同じく“刑事事件ではない”不倫で地上波になかなか復帰出来ないお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建を引き合いに出す人もいましたが…」(テレビ誌ライター)
芸能界における不祥事タレントの処遇はどこまで行っても「イメージ」が最重要視されるということか。
(木村慎吾)
