Suicaでおなじみのペンギンが2026年3月で別キャラにチェンジ!原作者とJR東日本と広告代理店の「関係」が気になるッ
「スイカのペンギン」として2001年から親しまれてきた、イラストレーターであり絵本作家でもある坂崎千春氏によるペンギンが、来年3月いっぱいで別キャラにチェンジする。
「スイカのペンギン」は、坂崎氏が1998年からリリースしているペンギンシリーズの絵本に出てくるペンギンが元になっているキャラクターだ。当初はスイカの存在を広く知らしめるため、JR東日本のキャンペーンでのみ起用される予定だったが、2003年に大手広告代理店・電通が手掛けた「ビュー・スイカカード」のプロモーションで「スイカのペンギン」が定着。その後、現在に至っている。
そんな経緯もあって、「スイカのペンギン」の著作権は、坂崎氏だけでなく、JR東日本、電通の3者が共同保有している。そのため、今回の別キャラにチェンジの背景には、何か3者の間での「大人の事情」があるのではないかとつい勘ぐってしまいたくなる。もっとも、JR東日本によると「スイカが新しい次元に進化することから」、新しいキャラにチェンジするという。スイカことJR東日本の発売するプリペイドICカードであるSuicaカードは、来年度からコード決済サービスや、上限額の変更などにより、他の交通系ICカードとは一線を画した存在になろうとしているのだ。
Suica公式キャラクターのペンギンの卒業撤回を願う署名運動には、12月9日現在26,927人がオンライン署名している。個人的には「スイカのペンギン」の続投を希望しているが、来年4月からどんな新しいキャラクターになるのだろうか。
(森山いま)
