ドラマ「カルテット」(TBS系)の2月14日放送回に登場した“クドカン”こと宮藤官九郎。脚本家としてのクドカンの才能は02年放送のドラマ「木更津キャッツアイ」(TBS系)や13年放送のNHK朝ドラ「あまちゃん」などですでに高く評価されているが、役者としての才能はあまり知られていない。
「これまでにも10年公開の『ゲゲゲの女房』や16年公開の『ぼくのおじさん』などで味のある演技を見せていますしかし、映画は連ドラと違い、観る人の数が圧倒的に少ない。だからクドカンの演技は業界内では評価されていますが、世間には浸透していないんです。ドラマ『カルテット』は中盤まで進んでいますが、視聴率は初回から1ケタのまま。主演の松たか子の失踪した夫として第5話から登場したクドカンによって視聴率が伸びれば、役者としての才能がますます評価されることになるでしょう。このドラマはリアルタイムで視聴するには重く難解だと言われており、録画視聴率が高い。クドカンの演技を録画視聴でじっくりと観賞してもらえれば、彼の役者としての才能の高さは理解してもらえると思います」(映画関係者)
役者クドカンがどこまで「カルテット」にいい味をトッピングしてくれるか期待したい。