こんな悲劇があるのだろうか? あまりに気の毒な出来事に世界が同情している。
インドのテレビ局でニュースの生放送中、女性アナウンサーの手元に自動車交通事故の速報が入った。これが信じられない話となった。
女性アナのフリートカルさんがその交通事故の被害者5人の名前を読み上げていくと、死亡した3人の中に自分の夫の名前が入っていることを知ったという。おそらく、その時点では何かの間違いだと思った(思いたかった)に違いない。しかし、事故現場は夫が友達4人と旅行に出た行き先と同じで、また乗っていた車種も同じだったという。
しかし、フリートカルさんはプロ中のプロだった。まるで、通常のニュースのように視聴者に冷静に伝え、その速報を終えたあとには別のニュースをきちんと読み上げたというのだ。
「まだ28歳ですが本当に立派。その場で言葉を失っても責められませんし、泣き崩れるなどして、放送が中断しても不思議ではない。このニュースを知った世界中の人たちから、お悔やみの言葉が寄せられているようです」(テレビ誌記者)
しかし、当人のショックは相当なものだったようで、カメラがオフになると、彼女は突如として大粒の涙を流したという。結婚してまだ1年という新婚夫婦だった彼女は、ニュース終了後に事故の詳細を聞き、夫の名前を叫びながら局を飛び出すように事故現場に向かったというのだから、前代未聞の悲劇としか言いようがない。
「究極のプロ根性に頭が下がる」「日本の女子アナは普通の状態でもニュースが読めない」「海外のアナウンサーは本当に凄いと思う」「日本は浅田真央が引退しただけで号泣」‥‥など、ネット上では日本の女性アナ事情と照らし合わせる人が続出。
フリートカルさんの傷が1日でも早く癒える日が来ることを祈りたい。
(飯野さつき)
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