17歳女性との飲酒と不適切な関係が問題視された俳優の小出恵介。逮捕される事態もありうると報じられているが、そんな小出にとって有利な材料があるという。それは彼が東京ではなく大阪で飲んでいたということ。なぜ大阪だと有利にはたらくのか、週刊誌の記者が指摘する。
「青少年とのみだらな行為を取り締まる条例の内容が、東京と大阪では微妙に異なっています。東京では性行為そのものが条例違反なのに対して、大阪では相手方の同意があれば条例違反にならない可能性があるのです」
たしかに東京都の条例では「何人も、青少年とみだらな性交又は性交類似行為を行つてはならない」(第十八条の六)と定義されており、小出のケースは明らかに抵触する。
それに対して大阪府の条例では「専ら性的欲望を満足させる目的で、青少年を威迫し、欺き、又は困惑させて、当該青少年に対し性行為又はわいせつな行為を行うこと」と規定。仮に小出が行為を強要したり、金品の受け渡しがなければ、本条例に抵触しない可能性もあるということになる。
「小出は女性が乗り込んだタクシーに無理やり同乗し、ホテルに連れ込んだと報じられています。その後の行動について女性側は『本当に最悪』と語っていますが、小出が彼女に対してどんな態度を取っていたのかが焦点になりそうです」(前出・週刊誌記者)
ただし小出が女性の意に反して無理やりに行為に持ち込んでいたのであれば、条例以前の問題として刑法上の性犯罪に該当する。では実際はどうだったのか。今後、厳しく問われていくのは間違いないだろう。
(金田麻有)