「向井理のドSぶりが怖い」「胸がキリキリする」「ホラーラブ」など、視聴者をザワつかせている吉岡里帆主演ドラマ「きみが心に棲みついた」(TBS系)。平均視聴率は8%台と横ばい状態だが、視聴者は「観るのはキツいけど脱落できない」と物語の中にグイグイ惹きつけられているようだ。
子供のころから自分に自信が持てず、母親からの愛情も十分でなかった主人公・小川今日子(吉岡)は、大学時代に恋をした星名漣(向井)から「ありのままでいい」と言われ、心を鷲づかみにされる。だが、星名はDVによって今日子を支配する男だった。
星名の束縛から一度は逃れた今日子だが、彼が会社の上司として現れることから、物語は始まる。第1話では、大学時代の星名が「俺のために生きてくれ」と告げ、今日子に全脱ぎのショーを強制していたことが明かされた。1月30日放送の第3話では、星名の策略により今日子はアンダーウエア姿がさらされるという辱めを受けている。そんな今日子に手を差し伸べるのは、合コンで知り合った吉崎幸次郎(桐谷健太)なのだが……。
何度ひどい目にあっても星名から逃げられない吉岡の演技には「イライラする」「見ていられない」という声が多数あがるが、一方で「誰かを忘れたくても忘れなれない気持ちよくわかります」など今日子に共感する声や、「向井さんのドSキャラにびっくりしましたがそういうところにも惹かれます」「とにかく星名漣の動きに目が離せません」と、怖いもの見たさで中毒になる視聴者も続出。
2月6日に放送される第4話では、今日子の存在が日に日に大きくなる吉崎に対し、敵対心を持つ星名の動向が気になるところ。このドラマは、ファンの心にも棲みつき始めているようだ。