朝の連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK)は、永野芽郁演じる主人公・鈴愛がいよいよ漫画家を目指して上京。豊川悦司演じる売れっ子漫画家・秋風羽織の元でアシスタントとして働く〈東京・胸騒ぎ編〉がスタートした。
「ドラマでは、秋風が自分のイベントに来た鈴愛から“五平餅”をプレゼントされ、いたく気に入るシーンが放送されました。秋風は五平餅を口にした途端〈これは真実の食べ物だ!〉と絶賛。その直後ネットでも話題になり、なんと“五平餅”がTwitterのトレンドにもなりました」(スポーツ紙記者)
五平餅は中部地方に伝わる郷土料理。うるち米を炊いてつぶし、タレをつけ串焼きにしたものだ。美味しそうに五平餅を食べる豊川の姿が印象的だったのか、このシーンをキッカケに五平餅はたちまち注目の的。岐阜県内の老舗五平餅専門店では、軒並み売り上げがアップしているという。
「今年のGWには、五平餅を販売している東濃(岐阜県南東部)周辺のサービスエリアでは、普段の9倍超えを記録する店舗もあったそうです。永野芽郁自身も五平餅について『すごく美味しい。好きです』とコメントしており、同作に鈴愛の祖父・仙吉役として出演している中村雅俊は、スタッフと五平餅の老舗をはしごしていたようです」(前出・スポーツ紙記者)
実際、Twitterでは〈五平餅のお店どのお店も行列。先月来た時はどこもガラガラだったのに〉〈五平餅が食べたくて、朝ドラロケ地に来ました。美味しかった!〉など、わざわざ現地に足を運ぶ視聴者も少なくないようだ。
また、人気バンド「いきものがかり」のギター担当の水野良樹は“五平餅ブーム”に便乗して10日更新の自身のTwitterで、〈この調子で水谷千重子先生の『飛騨の与吉の五平餅』も売れて欲しい〉とコメント。「飛騨の与吉の五平餅」は、水野が女性芸人・友近の大親友という触れ込みの“大物歌手”水谷千重子(友近本人)のために作曲した曲。昨年11月にリリースされている。
朝ドラがきっかけとなって巻き起こった“五平餅ブーム”はしばらく続きそうだ。
(窪田史朗)