5月13日に放送されたTOKIO出演のバラエティ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)の視聴率が、今年最高となる20.8%をマークしたことが分かった。番組では福島県の「DASH村」や瀬戸内海の「DASH島」にて、TOKIOメンバーが地元住民や職人らに頭を下げる場面も放送。この謝罪によって、強制わいせつ事件でジャニーズ事務所から契約解除された山口達也の件も、TOKIO的には禊が済んだ形となったようだ。
また「TOKIOカケル」(フジテレビ系)では、山口が画面に映らないように編集した回が5月16日放送分で終了し、翌週の23日放送分からは残るメンバー4人だけで収録した回が放送される予定。早くも「ポスト山口達也」時代がスタートしているようだ。しかし出演番組の問題はクリアできても、山口問題はまだ完全に終結したとは言えないという。芸能ライターが指摘する。
「今回の一件で山口の酒癖と女好きの両面がクローズアップされました。とくに女好きに関しては今回の事件に限らず、ほかにも被害者がいるはずとの声も少なくない。12年8月には東京スポーツが、某国民的アイドルグループの主力メンバーがジャニーズメンバーから執拗に口説かれていたと報じていましたが、これも山口だったのではと噂されています。また山口が司会を務めていた『Rの法則』(Eテレ)には延べ100人を超える“アールズ”が出演しており、ほかにも被害者がいる可能性も。このように現在は、いつ爆発するとも分からない不発弾が埋まっているようなものです」
ただ山口の口説いた相手が芸能人であれば、自らの将来に影響するのを恐れて被害を言い出せないケースも予想される。ただ最近はそんな風向きが変わる可能性もあるというのだ。芸能ライターが続ける。
「米ハリウッドでは女優たちが業界関係者や人気俳優から受けたハラスメントを訴え出る『#Me too』(私も)運動が猛威を振るいました。日本国内でもモデルの水原希子が自身のCM撮影時に受けたハラスメント的な行為を訴え出るなど、#Me tooの動きは広まっています。その#Me tooは『勇気ある行動』として称賛され、発言した女性を守ろうとする社会的な機運も盛り上がっています。それゆえ山口についても『私も山口さんにキスされました #Me too』と告発する女性タレントが現れても不思議はないのです」
いくら山口の契約を解除したからといっても、TOKIOのメンバーだった時代にしでかした悪行については、事務所側にも責任の一端があるはず。果たして「#Me too」は現れるのか。ジャニーズ関係者はまんじりともしない日々を送っているのかもしれない。
(白根麻子)