5月16日放送の「ナカイの窓」(日本テレビ系)にモデルの飯豊まりえが登場。その飯豊がエイベックス所属と紹介されると、多くの視聴者が「えっ、うそ!?」と驚いたという。この日はエイベックスをテーマにDJ KOOや古坂大魔王、Every Little Thingの持田香織といったエイベックス所属アーティストが集結。最も若いメンバーとして飯豊が参加していた形だ。
その飯豊は08年に行われた「avex kids×ニコ☆プチ公開モデルオーディション」にてグランプリを受賞し、エイベックスと契約。まだ20歳ながら活動歴は10年に及ぶ、意外なベテランなのである。現在はドラマ「花のち晴れ」(TBS系)にて、ヒロインの恋敵である美人モデル役で出演中。その彼女になぜ視聴者が「えっ、うそ!?」と驚いたのか。芸能ライターがささやく。
「飯豊は典型的な地味顔美人で、すぐには覚えられないほどに薄い顔つきが特徴です。ただモデルの世界では、着用ブランドにモデルの色が結びつかないことはメリットとなるため、地味顔モデルの需要は大きい。その意味で飯豊が『Girls Award』などのファッションショーで常連だったのは納得です。ただ女優として見た場合は、押し出しが弱くなることも事実。モデルに興味がない層にとっては、彼女が派手なイメージのエイベックス所属であることにピンとこないのも致し方ないでしょう」
それこそ「花のち晴れ」の美人モデル役でも、視聴者からは「すごく可愛い!」「美人扱いには納得できない」という賛否が交錯しているようだ。ただその地味顔が今後、ドラマの世界でも役に立つ可能性があるという。
「一つにはヒロインの個性を邪魔しないため、脇役として重宝される可能性があります。そしてもう一つは特定の作品のイメージに縛られることがないので、いろんな役に挑戦しやすいのもメリット。たとえばイジメっ子などのネガティブな役を演じたとしても、そのイメージを次回以降の作品に引きずらずに済むのです。そもそも飯豊にとって出世作となった13年の『獣電戦隊キョウリュウジャー』(テレビ朝日系)でさえ、彼女のパブリックイメージにはとくに結びついていませんしね」(芸能ライター)
ただ、たとえ地味顔でも美人であることは間違いなく、その点でエイベックス所属も不思議ではないのかもしれない。
(白根麻子)