2015年12月12日、吉永小百合(70)の主演映画「母と暮せば」(松竹)が公開された。都内の劇場では上映前、初日舞台挨拶が行われたのだが、何やら小百合様を困惑させる事態となってしまったのである。
「劇中で小百合と親子を演じたのは嵐の二宮和也(32)です。そのため、劇場では“サユリスト”の肩身が狭い様子で、二宮ファンの若い女性たちが目立って、前方の席は彼女たちで埋まっていた。配給元としては、二宮ファンで動員が伸びることが期待できる絶妙なキャスティングだったのですが、まさか買い占めのような状態になるとは‥‥」(舞台挨拶を取材した芸能記者)
二宮は「小百合さんと一緒の船に乗って、本当に幸せな時間を過ごしました」などと吉永にあてた手紙を朗読し、吉永も思わず感激。会場の二宮ファンも、その余韻を引きずったまま観賞して感動に浸ってくれるかと思われたのだが‥‥。
「なんと舞台挨拶終了でキャストが退席すると、前方のファンがバタバタと席を立って空席が目立つようになってしまった。どうやら、退出した二宮の“追っかけ”をするためだったようですが、本人がいないパブリックビューイングの劇場でも同じ現象が‥‥。二宮ファンの多くは、作品には興味がなかったのでしょうか」(前出・芸能記者)
今作は「戦後70年」の企画として製作されており、吉永にとっては思い入れの強い作品。二宮にしても、俳優としての評価をさらに高める意欲作だったはずだ。ファンにも最低限のマナーは守ってほしかったが、そんな“雑音”にも紛らわされず、実は二宮と吉永はいたく親密だったというのだ。
「二宮があまりにも礼儀正しく、しっかり演技を合わせてくるので、小百合がメロメロになってしまったんですよ」(映画関係者)
会見などでも、吉永は二宮のことを「フェアリー(=妖精)」と呼んで称賛。「撮影が終わって二宮さんに会えなくてさみしい」などと、まるで“恋心”のような感情まで剥き出しだったのだが、現場でも2人の“ただならぬ関係”が噂になったことがあったようだ。
「役に入り込んでいたせいか、二宮は現場で小百合のことをずっと『お母さん』と呼んでいた。撮影の合間には『お母さん、疲れてませんか?』とあれこれ気遣い、クランクアップの際も『お母さん、本当にありがとうございました』と深々と頭を下げていた。吉永はすっかり目がハートマーク。二宮のことを実の息子、いや、深い愛情で結ばれた“恋人”のように思っていたようです。かつての東山紀之と故・森光子さんのように、プライベートでも小百合からの“指名”が入るかも」(女性誌記者)
嫉妬深いジャニーズファンといえど、お相手が大女優・吉永小百合様なら静観するしかないだろう。