2014年に法律違反の薬物裁判で懲役3年執行猶予4年の有罪判決を受けたASKAが1月9日、薬物との関わりなどを詳らかに記したブログを公開。翌日には削除されたものの、多くのファンや関係者、マスコミの目に触れることになり、その内容が話題になっている。音楽ライターが語る。
「このブログでは楽曲制作やライブの裏話も明かされており、ファンにとっては興味深い内容も少なくありません。MTVの招聘によりイギリスで行ったアンプラグドライブや、日韓親善イベントとして開催された韓国公演については、ここが初出しになる情報も少なくないのです」
その韓国公演は、韓国政府が初めて開催を認めた日本人アーティストによるライブであり、歴史的な意義も大きい。一説には公演が興行的に失敗したことで事務所が倒産したとも言われているが、そんな韓国公演に関する章は、こんな一文で終わっているのである。
「このライブには口にできない秘話がある。これは我々が活動を引退した時に話すこととしよう」
いかにも思わせぶりな文章だが、ASKAによると韓国公演が決まるまでは大韓民国中央情報部(KCIA)がメンバーの動向を監視するなど、様々な裏側があったらしい。しかも本公演はテレビ放送はされたものの、映像化はされていないといういわくつき。ASKAにはぜひ早期に、その秘話を明かしてもらいたいものだ。
(金田麻有)