19歳でのデビューから50年を超え、今でも現役シンガーとして活動する森山良子が、来年1月16日のコンサート開催を発表した。歌手・森山直太朗の母親としても知られる森山は、9月に発売された最新アルバムではオペラにも取り組むなど70歳となったいまも成長を続けている。そんな森山と同じ70歳の歌手もいま、注目を浴びているという。音楽ライターが指摘する。
「70歳の現役歌手と言えば沢田研二をあげないわけにはいきません。その沢田は現在、全66公演にも及ぶツアーの真っ最中。7月6日の日本武道館公演ではあの広大な会場にて、なんとギター1本の伴奏だけで次々と生歌を披露するという健在ぶりを披露しました。片や森山は最近のコンサートではクラシックの要素を盛り込んでおり、こちらも当然、生歌がメイン。リップシンクという名の口パクが当たり前のエンタメ業界において、古希を迎えた二人の活躍はオールドファンに活力を与えています」
いずれも意気軒昂の森山と沢田。だが二人の間にはひとつ大きな違いがある。最近の沢田は白くなったヒゲをたくわえ、前頭部はかなり後退。体型もかつての精悍さを失ってでっぷりとし、まるで老齢のオペラ歌手さながらだ。そんな沢田と対照的な姿を見せる森山について女性誌のライターが指摘する。
「1月に70歳を迎えたとは信じがたいほどに若々しい彼女。長男で42歳の直太朗と森山が共演すると、直太朗が童顔なこともあって、まるで20代の息子を従えた50代の母親に見えるのです。レギュラー出演する『おしゃべりアラモード』(WOWOW)では、ひと回り下で58歳の清水ミチコと息の合ったトークを展開。しかし肌ツヤの良さは森山のほうが上ですね。最近は49歳の石田ゆり子が“奇跡のアラフィフ”ともてはやされていますが、それを言ったら森山は“奇跡のアラセブ”じゃないでしょうか」
見た目も歌声も若々しい森山。そんな彼女に比べれば見た目は完全におじいちゃんと化したものの、歌に関しては全盛期さながらの沢田。もはや70歳は「古くから稀」ではなくなっているようだ。
(白根麻子)