正月映画の本命ではなかったのに、フタを開けたら公開から4週連続で観客数が上昇、リアル世代ではない若い人たちまで巻き込んでの応援上映などイベントも大盛況。「年末年始の最大ヒット」となってしまいそうな映画が、往年のロックバンド・クイーンの栄光と闇を大ヒット曲の数々とともに綴っている「ボヘミアン・ラプソディ」だ。
「音楽チャートも席捲中で、デイリーチャートでは週末になればサントラが必ず1位に。また、オリコンアルバムダウンロードチャートに同一アーティストが3作品をトップ10に送り込んだのは史上初だそうです。クイーン世代の多いメディアも盛り上がっていて、報道番組ではテレ朝の『報道ステーション』がいち早く取り上げていましたが、NHKも6日放送の『クローズアップ現代』で今回の現象をテーマにするなど、まだブームは終わりそうにありません」(映画ライター)
当然、ここまで盛り上げればSNS上もお祭り状態。クイーンの楽曲を動画サイトで見る人も続出で、さまざまな新クイーン世代が大量発生中。でも、そんな“クイーン探し”でまさかの日本人女子2人に注目が集まってしまったのだとか。
「1人は阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子。クイーンのボヘミアン・ラプソディを探して彷徨う人たちが、イベントでなぜか葛城ユキの『ボヘミアン』を熱唱する江里子の動画に行き着くという現象が発生しています。楽曲も何もかも違うのに、バカバカしそうだと思ったのか、本当に気になったのか、再生回数が250万回を超えてしまいました(笑)。思わぬクイーンバブルですよね。もう1人は、“このハゲーっ!”で一斉を風靡した豊田真由子元国会議員。実はあの騒動の真っ最中、『週刊新潮』が、彼女が突然嗚咽しながら幼児言葉でわめき始めたことを報道したことがありました。その内容が『怖いよー、ママー、ママー、ママごめんなさい、ごめんなさいママ。ううう、ママーっ!ごめんなさい、うううー』というもの。これが、ボヘミアン・ラプソディの歌詞そのものでは?とネット上に貼り出されてしまい、今さらながら失笑を買っているんです。そういう自分も思わず“確かに!”と笑ってしまいましたが」(エンタメ誌ライター)
フレディ・マーキュリーの書いた歌詞の最後は「どのみち、風は吹くのさ…」。次は、どんな意外な人物に映画特大ヒットの風が吹くのでしょうか?
(塚田ちひろ)