中居正広の芸能界の数少ない親友に、ナインティナイン・岡村隆史がいる。芸歴は中居のほうが上だが、年齢は岡村が2歳上。互いががむしゃらだった20代のとき「笑っていいとも!」(フジテレビ系)で共演して意気投合。フジの特番「中居&ナイナイ日本一周」シリーズで共演したことで実生活でも距離を縮めた。SMAPが解散した16年、「めちゃ×2イケてるッ!!」(フジテレビ系)が終了した今年3月には、それぞれに笑いにして支えあった。こうして中居にとって岡村は、心を許せる友達のひとりとなった。
そのせいか多少の無礼は織り込み済みのようで、まだSMAPだった15年、中居は驚くべき行動に出ている。テレビ誌ライターは当時を振り返る。
「その年、中居とナイナイはフジの『27時間テレビ』で総合司会を務めました。のちに、打ち上げを兼ねて岡村と2人で寿司屋でさし飲み。かなり酔っ払って2軒目に行く際に、急きょ27時間テレビのスタッフと中居の友人を呼び出したそうです。スナックへ流れたんですが、そこで中居は自分の友人と岡村を置いて店を抜けるという暴挙に出ているんです」
そのスナックを予約したのは、中居の友人。中居がプライベートで飲みに行く際、必ずといっていいほど呼び出しては、財布を預ける友達だ。そんな彼が予約を入れたとあって、その夜は貸し切り。酔っ払っていた岡村は、SMAPの名曲である「がんばりましょう」や「ダイナマイト」などを熱唱した。
「その場はさながら岡村のワンマンショーだったんですが、ふと気がつくと、中居の友人と岡村が2人っきりになっていた。お勘定は、友人が中居のお財布で済ませ、帰りのタクシーで岡村がお礼のメールを送信。すると、中居からすぐに、『俺、隣のお店でカツ丼とうどんセット食ってるよ』と返ってきたそうです」(前出・テレビ誌ライター)
自由すぎる中居の行動に、さすがの岡村も首を傾げるしかなかったという。その後、独身男2人による飲み会が決行されたとの情報は伝わってこない。「SMAP×SMAP」(フジ系)や「めちゃイケ」が終了した今、スケジュールに隙間はできたはず。
いつか「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、友情物語の続編が語られる日が来てほしい。
(北村ともこ)