朝の激戦区で国分太一は力不足だったようだ。情報番組の「ビビット」(TBS系)が10月で終了すると、4月15日付の「日刊ゲンダイ」が報じたもの。その「ビビット」は視聴率が低迷しており、メインキャスターを務めるTOKIOの国分は“朝の顔、失格”の烙印を押されることになる。
「同じくジャニーズのタレントではV6の井ノ原快彦が『あさイチ』(NHK)で“朝の顔”を務めてきており、キャスターとしての適性は井ノ原のほうが上だったようです。明暗を分けた理由にはそれぞれの資質もありますが、決め手はイジりへの態度でしょう。井ノ原は『あさイチ』でコンビを組んでいた有働由美子アナからのイジりを余裕で受け流す懐の深さを見せていたのに対し、国分は自分から共演者をイジりたいタイプ。しかし小倉智昭ほどの大ベテランや加藤浩次のように腕のあるキャスターならともかく、国分ではなにぶん軽量級すぎて、視聴者には不愉快なイジりにしか見えなかったようです」(テレビ誌ライター)
お茶の間からの評判もイマイチだった国分だが、その後任がジャニーズとは縁もゆかりのない人物だというのだから、TBSもなんとも非情な判断を下したものだ。
「日刊ゲンダイの記事によると『ビビット』の後釜番組ではキャスターとして落語家の立川志らくを起用するとのこと。現在は同じTBSで昼の情報番組『ひるおび!』のコメンテーターを務めていますから、栄転と言えるでしょう。その志らくは落語家としては超一流で、場を読む力に長けており、どんなコメントが世間でバズるかを的確にかぎ分ける嗅覚を持っています。しかも立ち位置は右でも左でもなく、あくまで“庶民目線”が持ち味。そのためメイン視聴者層である主婦への受けがよく、少なくても国分よりははるかに的確な人選だと言えるでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
TBSが断行する国分から志らくへの乗り換えは、なんとも“ビビッド”だったようだ。
(白根麻子)