情報ニュース番組「中居正広のニュースな会」(テレビ朝日系)が4月27日に始まった。初回オンエアは、大の野球好きの中居が、読売ジャイアンツの原辰徳監督とスペシャル対談。2回目(5月4日)では、タレント・小倉優子が番組協賛の「味の素Cook Do」を使った料理コーナーが、突然スタートした。そして3回目(5月11日)、中居の直系の後輩にあたるKis-My-Ft2・宮田俊哉の新レギュラー「聞き込“みやた”」が開始。“おばあちゃんの原宿”と呼ばれる東京・巣鴨に赴いて、若者の間で人気沸騰中のタピオカブームを検証した。
ようやく始動した宮田のレギュラーコーナー。実は、本来このコーナーは、前週に放映される予定だった。しかし、元号が令和となり、それにに多くの時間を割いたため、やむなく延期されたという背景がある。
振り返れば宮田は、ここぞというときに運に見放される。ジャニーズ事務所に入所した直後も辛酸をなめているという。
「宮田は、同じく舞祭組の二階堂高嗣、横尾渉と同期で、オーディションを受けた日も同じ。二階堂と横尾にいたっては、200~300人もいた受験者のなかで2人1組のストレッチをするとき、ペアを組んでいます。終了後、この3人にNEWS・小山慶一郎などが雑誌の取材に呼ばれ、連れて行かれました。それは合格を意味しましたが、その雑誌に後日目を通すと、宮田だけが載っていなかったのです」(アイドル誌ライター)
オーディションから帰宅後、雑誌取材を受けた愛息子からの報告に、ジャニーズ好きだった宮田の母親は大喜び。発売日、親子で書店へ行ったが、小山、二階堂、横尾などがニコリとほほ笑む誌面に、息子の姿はなかった。母は、そのままピタリとたたんで、「帰るわよ」と踵を返した。
「そんな宮田も、今回の『ニュースな会』のレギュラー枠を強運でつかんでいます。キスマイの番組『10万円でできるかな』(テレ朝系)に中居が番宣で出演した際、メンバー7人の名前が書かれたカプセルが入ったガチャをその場でしてみせたのですが、“宮田”が引き当てられたのです。宮田の運の強さが垣間見られた瞬間でした」(前出・アイドル誌ライター)
今春の宮田は、キスマイ1の急伸といっても過言ではない。ラジオ「燃(萌)えよ!ラジオ」(FMヨコハマ)、昼ドラ「やすらぎの刻~道」(テレビ朝日系)、情報生活番組「アサデズ。KBC」(九州朝日放送)といった新レギュラー番組はすべて、ピンの仕事だ。そのうえで決まった、今回の中居の新番組。
風向きは、ジャニーズきってのアニメオタク・宮田に吹いている。このチャンスを生かすも殺すも宮田次第だ。
(北村ともこ)