俳優・東山紀之が主演するドラマ「刑事7人」(テレビ朝日系)の第5弾が7月10日からスタートすることが6月11日に明らかになり、ネットでは「東山紀之、夏の『刑事7人』なくてはならないもの」「きたぁぁぁぁ!」「五年目は凄い!!!!!」といった喜びのコメントが早くも寄せられている。
「東山演じる刑事・天樹悠は前シーズンで“刑事資料係”に配属され、あらゆる資料を読み込み事件解決に臨みましたが、今回は警視庁独自の組織として発足した“専従捜査班”の一員になり、凶悪・複雑化した犯罪の捜査に当たります。『刑事7人』は15年7月にスタートして、第一弾の平均視聴率が9.6%、16年の第2弾が10.3%、17年の第3弾が11.3%、そして去年放送された第4弾が11.8%と毎年着実に視聴率を上げています。テレビ朝日・水曜9時の枠は、4月期『特捜9』、7月期『刑事7人』、そして10月期から半年間は『相棒』とローテーションが確立されつつありますね」(スポーツ紙記者)
これには、テレビ朝日が長年培ってきた戦略があると夕刊紙デスクは話す。
「シーズン開始から20周年を迎えた沢口靖子主演の『科捜研の女』やシーズン17を今年迎えた『相棒』を始め、テレ朝は高視聴率の長寿ドラマが目白押し。『刑事もの』『医療もの』『弁護士もの』といった手堅く視聴率を稼ぐ番組を各クールごとに持つことで、テレ朝は視聴率を底上げして今や、開局以来初めて年間視聴率三冠王を狙うところまで来ています」
しかしそれゆえに、今季の「刑事7人」を危惧する声が上がっている。
「今年は5年連続視聴率三冠王者に輝いている日テレを追い落とす絶好のチャンス。すでに4月の全日、5月は全日に加えてプライムタイムも久しぶりにトップに輝きました。『刑事7人』も、昨年放送された第4弾の平均視聴率を上回ることが至上命題。もし下がるようなことがあれば、シーズン第6弾はないかもしれませんね」(エンタメ誌ライター)
さらに東山を心配する、こんな声もある。
「2017年10月から鳴り物入りでスタートした、東山がキャスターを務める報道番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)は、立ち上げ当初は打倒『サンデーモーニング』(TBS系)を掲げていましたが視聴率が芳しくなく問題視されています。東山自身が賞味期限切れしているという声も囁かれています」(前出・夕刊紙デスク)
ジャニーズ事務所の中で、俳優として常に先頭を走って来た東山。この試練を乗り越えることができるのか。
(窪田史朗)