あの威勢のよさは何処へ…。
MCを務める「スッキリ」(日本テレビ系)で、所属する吉本興業の幹部を批判、上層部の退陣を要求して、それが現実にならないなら自分が辞める宣言をして、世間から「男気」「芸人の味方」「さすが加藤」「カッコイイ」と祭り上げられた、雄たけび芸人の加藤浩次だが、幹部と会談すると、一転して残留の方向へ?
7月26日の「スッキリ」で「どう変わるのか、変わらないのかを僕も考えないといけないし、みんなで考えないといけないと思う」をコメント。退社発言に関しても「僕がこういうことを発言したことで事が大きくなっていることは、本当にお詫びと謝罪したいと思っているんです」と謝罪したものの、視聴者からは「何それ?」と失望の声が止まないようだ。
「もちろん、『勢いで叫んだんだよね』『仲間を思う気持ちがついああなってしまったんですよね』との擁護する声も少なくありません。しかし、公共電波を使って自分の怒りをあれだけ大げさにぶつけて会社批判、それを認めたテレビ局も含めて、反省どころか何か始末をつけるべきだという声は少なくないようです。終わってみたら、『会社がいい方向に向かうことは本当に僕も賛成なんです』なんて加藤さんの発言で終わりでは、いろいろと心配したり、覚悟のほどに我が身を震わせ、意見を交わした視聴者たちも納得がいかないかもしれません。闇営業騒動がこれほどまでに“エンタメ化した”原因は、間違いなく松本人志さんの“動きます”宣言であり、トドメを刺したのは番組で吠えた加藤さん。世間が期待しているのは、啖呵を切った加藤さんによる吉本への“噛みつき”ですから」(女性誌ライター)
そんな失望の雰囲気はネットに充満。「スッキリしない!」「吐いたツバを飲み込むって最低」「結局やめたくないだけじゃん」「結局、松ちゃんには及ばないと実感しただけ」「宮迫が悪いのに論点を捻じ曲げた責任は大きいと思う」と、最近の加藤には“あり得なかった”ブーイングの嵐。
まだ収まる気配を見せないこの騒ぎ。激動を迎えそうな週末を経て、次の「スッキリ」で加藤が何を語るのかにも“注視”が集まることだろう。
(小机かをる)