ジャニーズ事務所を退所し「新しい地図」を立ち上げて活動している元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人。数字選択式宝くじやゲームソフトなどのCM出演こそ果たしているものの、地上波での目立った出演はなかった。
退所から9月で2年となるのだが、ここにきてそんな3人に大きな援軍が現れた。現日本財団会長の笹川陽平氏だ。
日本財団とは、ボートレースの収益金をもとに海洋船舶関連事業の支援や公益・福祉事業、国際協力事業を主に行なっている公益財団法人。「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)のスポンサーの1つであり、俳優の田中圭、タレントの渡辺直美、お笑いコンビ・ブラックマヨネーズが出演しているスポットCMも多く行っている。
笹川会長は7月23日、自身のブログで「絶大な国民的人気を誇っているはずのこの3人がテレビから消えてしまった」と新しい地図の3人に対する処遇を憂えた。そして7月25日、「SMAPの元メンバー3人を出演させないよう圧力をかけたという疑惑を(23日の)当ブログで取り上げたところ、予想以上の反響があった」と更新。公正取引委員会が、ジャニーズ事務所に対し注意したことを評価した。
「陽平氏の息子の正平氏は、元フジテレビの敏腕プロデューサーで、現在は『株式会社SHOWBEEZ』の代表。稲垣らをプロデュースしているI氏とも近い関係にあると言われています。今回、政財界に絶大な影響力のある笹川家が3人を後押ししていることがハッキリしたのですから、テレビ局も3人の出演を真剣に考えるでしょう」(芸能記者)
地上波で新しい地図のメンバーを見られる日も近いのかもしれない。