関ジャニ∞の村上信五が、フジテレビの東京五輪メインキャスターに就任することが決まった。その村上は「村上信五とスポーツの神様たち」や「村上信五∞情熱の鼓動」などフジテレビ系のスポーツ特番でMCを歴任し、同局にとっては納得の人選だと言われている。だが実は、フジテレビにとって村上は決して、ファーストオプションではなかったのかもしれない…テレビ局関係者がささやく。
「フジテレビが当初希望していたのは。関ジャニ∞がグループとしてメインキャスターに就任することだったとか。ところが関ジャニはいまや、解散の可能性も取りざたされるほどに内情はボロボロで、現在開催中のドームツアーがフィナーレを迎える9月3日の東京ドーム公演をもって、錦戸亮と大倉忠義が脱退するとの観測も根強いほどです。いずれにせよ来年の東京五輪まで関ジャニ∞が存続しているかどうかの保証もないことから、村上一人にターゲットを絞ってオファーを出したという見方ができます」
村上は「27時間テレビ」のメインMCを3年連続で務めるなど、フジテレビとの蜜月関係は深い。そこにはフジテレビ側の思惑が働いていたという。
「ジャニーズのトップである嵐は日本テレビとガッツリ組んでおり、今年の『24時間テレビ』は“嵐祭り”と言えるほど。その嵐が来年末をもって活動休止になることから、次のトップグループは関ジャニ∞だと踏んだフジは早くから関係を深めようとしていました。ところが関ジャニ∞の先行きが嵐よりも不透明になってしまい、悪い方向に進むとフジの目論見が崩れる形になりかねません」(前出・テレビ局関係者)
いまや関ジャニ∞の動向を最も気にしているのは、フジテレビなのかもしれない。
(浦山信一)