元KAT-TUNの田口淳之介が、自身の家族と3年以上にわたって絶縁状態にあることを明かした。11月12日発売の「女性自身」に掲載された直撃インタビュー記事にて自ら明かしたもの。
田口の母と姉、兄は田口が購入した家に住んでおり、5月に薬物事件で逮捕された際には実家を直撃した報道陣に実姉が「お騒がせしています」と謝罪する場面もあった。母親は田口によるとステージママ的な存在で、田口の芸能活動にも口出しが絶えなかったという。
「田口がKAT-TUNを脱退してジャニーズ事務所を退所した時に姉は、『ジャニーズを辞めたあんたに価値なんてない!』と言い放ったのだとか。弟の新たな門出に際して前向きな言葉ではなく、“価値”という言葉を用いたところに、家族が田口をどう見ていたかが表われているように思えます」(家族問題に詳しい女性誌ライター)
このような言葉が投げつけられる背景には、田口が家族の中で最も年少で、母はもちろん姉や兄からも常に下に見られていたことが影響しているとの見方もある。こういった家族内の上下関係は、「親が子供を支配する」環境を生み出すというのだ。
もちろん、今回のインタビュー記事だけを根拠に田口の母親を非難するのは拙速に過ぎるというものだろう。しかし前出の女性誌ライターは、あくまで可能性と前置きしつつ、田口の今後を不安視せざるを得ないと指摘する。
「こうした歪んだ親子関係は、世代を超えて受け継がれていくケースが少なくありません。親から虐待を受けていた子供は、自分が親になったら今度は自らの子供を虐待してしまう傾向にあることが知られています。その場合にも『自分はもっと酷く叱られていた』として、自分の非を認めない傾向が強いのです。たとえば親から暴力を受けていた場合には、自分の子供には手を上げない代わりに言葉による暴力やネグレクト(育児放棄)をしてしまうなど、形を変えただけで負の連鎖が続いてしまうことも。田口は小嶺麗奈と結婚する意思を示していますから、子供ができた時が心配でなりません」
ただ世間には、親に虐げられていた幼少時から立ち直り、自分の子供には精いっぱいの愛情を注いでいる例も少なくない。その点で田口については心配な面があるという。
「虐待による負の連鎖から立ち直った夫婦では、配偶者の果たす役割が大きいもの。田口の場合は小嶺次第ということもできそうです。ただ小嶺は田口を薬物の道に引きずり込んだ張本人との見方も強く、果たして田口を負の連鎖から救い出す役割を担えるのか、疑問視されるのも無理はありません。田口は母親から小嶺との交際を強く反対されていましたが、ジャニーズ事務所のジュリー藤島副社長(当時)も同じように小嶺と別れるよう説得していたそうですし、この点に限っては母親のほうに分があったのかも。もちろん二人で手を取り合って立ち直ってくれればベストなのですが、果たしてどうなることやら…」(前出・女性誌ライター)
世間では田口の環境に同情する声も少なくないが、そんな応援を裏切ることがあってはならないはずだ。
(白根麻子)