3月14~20日に行われた2016年世界ジュニアフィギュアスケート選手権で本田真凜が優勝した。真凜は「すごく楽しんで滑れた。本当に緊張しなかった。今までで一番のフリーができた」と会心の出来に大満足の様子で満面の笑みを見せた。
真凜といえば、兄の太一も2人の妹・望結と紗来もフィギュアスケーターとして競技に参加。望結は子役として活躍していることも広く知られている。
真凜の強みは、アクセルを除く5種類のトリプルジャンプと、華麗なステップ。さらに絶賛されているのは、高い演技力だ。
「フィギュアスケートは、作品のコンセプトに合わせた表情などの表現力も要求されます。それらはコーチによって指導されますが、ジャンプを飛ぶ前などは、顔が強張ってしまうこともある。ですが、真凜の場合、自然な流れの中で演技を継続することができるんです」(スポーツライター)
真凜の高い表現力は、妹・望結の影響もあるようだ。
「『家政婦のミタ』でブレイクした望結も高い演技力が評価されている。真凜はその妹の演技を見ながら、いい刺激を受けたと話しています。また、望結が番組の企画で、メダリストのエフゲニー・プルシェンコやパトリック・チャンの指導を受け、それを兄妹で共有していることも演技に生かされていると思います」(前出・スポーツライター)
2年後の平昌オリンピックではメダルも期待される真凜。今後の本田兄妹に注目が集まりそうだ。