綾瀬はるか主演のドラマ「精霊の守り人」(NHK)が話題だ。原作は野間児童文芸賞新人賞、日本児童文学者協会賞ほか数々の文学賞を受賞しており、累計発行部数370万部の「守り人」シリーズ。作者は国際アンデルセン賞作家賞も受賞し、海外からも評価されている上橋菜穂子だ。
「『精霊の守り人』は人気シリーズであるだけでなく、NHKが16年3月から3年間にわたり全22回で放送するということで、制作発表の時から大いに盛り上がりました。しかし、30歳の女用心棒である主人公のバルサを演じるのが綾瀬はるかだと発表されると、ネットでは原作のファンが『綾瀬はるかはバルサじゃない!』『もっと強さが前面にでた江角マキコとか』『自分のイメージでは澤穂希』など、批判が殺到しました」(週刊誌記者)
確かに原作ありきで実写化した場合、読者がイメージしたものとのギャップが取り沙汰されることは多い。しかし、ドラマが進むにつれて綾瀬への批判がなくなってきているという。
「綾瀬の演技が好評で、初回の視聴率が11.7%、第2回が10.3%と2ケタ台をキープ。ネットでも『綾瀬はるかがバルサに見える』『私の想像通りのバルサに感動』と絶賛の嵐に変わっています。バルサはハードなアクションが必要とされる役ですし、綾瀬も女優としての新境地を切り開くのではないでしょうか」(テレビ誌記者)
シーズン1は4月9日放送の第4回まで。17年1月からのシーズン2(全9回)、18年1月からのシーズン3(全9回)と、長く楽しめる作品になりそうだ。
(大門はな)