お笑いタレントの出川哲朗が3月8日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系)に出演し、松竹芸能からの退所を発表したTKOの木下隆行について「先輩にとってはすごい優しい子」と語っている。
後輩芸人のオジンオズボーン・篠宮暁の顔面にペットボトルを投げつけたり、安田大サーカス・クロちゃんの顔を踏みつけるなどのパワハラ行為が次々に発覚した木下だが、一連の騒動について出川は「僕らにとってはすごい良い気のやつで、先輩にとってはすごい優しい子ってイメージしかないんで」と本来の木下は温和な性格であるとコメント。一方で、「話聞くと、後輩と態度が違ったのかなって感じですけどもね。実際、俺たちは(パワハラの現場を)見たことないですからね」と話し、人伝に木下の素行に関する噂は聞いていたとも打ち明けた。
また、カンニング竹山も同じく「見たことないですね」と同調すると、TKOよりも芸歴の短いNON STYLEの井上裕介は「後輩としても無いですね。普通にご飯食べてても、優しい先輩ですし」と話し、木下の印象を語っている。
「木下のパワハラに関する報道はすべて事務所の後輩芸人に対してのもので、吉本興業などの芸人には先輩後輩関係なく良好に接しているとも一部で囁かれています。実際、これまで木下のパワハラの標的となったオジンオズボーンの篠宮や安田大サーカスのクロちゃん、そしてバラエティ番組で数々の嫌がらせを明かした安田大サーカス・団長は全て松竹芸能の所属。過去には松竹の稼ぎ頭だったますだおかだやオセロらも木下からのパワハラ被害を明かしたこともあります。逆に木下を“優しい”と語った出川や竹山、井上は松竹以外に属する芸人ですから、やはり他事務所のタレントに向ける態度と事務所の後輩芸人に対する“貌”に大きな違いがあったのでしょう。ネットでも『こういうのは同じ所属事務所の芸人に聞かなきゃわからない』『先輩には媚を売って、後輩でも他事務所には優しくして外面の良い内弁慶だったということか』といった声が出ています」(テレビ誌ライター)
今回の騒動の発端となった“ペットボトル事件”や“顔面踏み付け事件”は、加害者も被害者もいずれも松竹芸能所属タレントであり、本来であれば事務所が内々に解決することのできる事案と思われるが、情報が表ざたになり最終的に芸歴30年を誇るベテラン芸人が事務所を退所しなければならなくなったのは、やはり松竹の中で木下への不満が蓄積していたのかもしれない。
フリーとなった木下の今後の活動には期待したいが、まずはすべての関係者と良好な関係を維持していくことが肝心のようだ。
(木村慎吾)