フリーアナウンサーの高橋真麻が3月31日正午から生放送された「バイキング」(フジテレビ系)に“通常通り”出演したことで、一部からは疑問の声が上がる事態となっている。
現在妊娠8カ月の真麻は番組冒頭、「一定の距離を取らせていただきます」と笑顔で話し、新型コロナウイルス感染拡大への配慮で様々な情報番組も取り入れている出演者同士のソーシャル・ディスタンシングを実行することで、身重の自身に対するケアを見せた。
しかし、同じく火曜日コメンテーターを務める朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)の同日放送に真麻は欠席しており、その理由として日テレの水卜麻美アナウンサーは番組内で「いつも火曜日にお越しいただいている高橋真麻さんなんですが、今、お腹にお子さんがいらっしゃいますので、大事をとって、番組からお願いして、今日はお休みさせていただいています」と説明。コロナ禍による身重の真麻への配慮を示したが、その日の「バイキング」に通常通りに出演していることから、日本テレビとフジテレビの対応の差に注目が集まっている。
「日本テレビ側が真麻を気遣って安全を優先するよう伝えたのであれば、同日の正午に他番組の生放送に出演してしまった真麻の行為は日テレの配慮を蔑ろにするような格好になります。もちろん、『バイキング』への出演が真麻本人の意思なのかどうか詳細は分かりませんが、いずれにしても日本テレビとフジテレビの間にコロナ禍における妊婦の起用に対して、危機意識の差があったことは否めません。ネットでも『結局仕事するなら日テレの立場ないんじゃないの? 世の妊婦を代表して休んでくれれば、妊婦の立場的にも休みを取りやすくなっただろうに』『スッキリスタッフが休みにしてくれた意味を考えてほしい』『背景に何があるのか不明ですが、支離滅裂な行動です』という真麻への批判や、『これがフジと日テレの危機感の差』『日テレはしっかり配慮して偉い』などと両局の対応を比較する声が出ています」(テレビ誌ライター)
視聴者にとってはモヤモヤの残るスッキリしない振る舞いだったと言わざるを得ないだろう。
(木村慎吾)