マコーレー・カルキンは事実上俳優業を引退しているそうだ。「ホーム・アローン」シリーズで10歳という若さで一世を風靡した現在35歳のマコーレーは、ニューヨーク誌のインタビューに応じたマコーレーは、「僕は30代半ばにして事実上俳優業を引退しているんだ」「今は気の向くままに毎日を過ごしているよ」と話している。
ほとんどの時間を絵を描いたり、書き物をして過ごしているというマコーレーは、「ホーム・アローン」シリーズが初公開されてから25年の月日が流れているというのに、いまだにその存在にしばしば気づかされるという。
ニューヨークとパリを行き来して生活しているマコーレーは当初、フランスにいれば誰も気が付かないだろうと思っていたそうだが、「彼らは僕に気づいていたよ。でも気にしないって感じだったね。だから僕は、『これまでの僕の人生で君たちはどこにいたのさ?』って思ったよ」と語っている。
俳優業は引退したと語るものの、近日公開のアダム・グリーン監督作「アラジン」に出演しているマコーレーはパリのとあるカフェに入ったときに、インターネットを利用するため店員にWiFiパスワードを尋ねたところびっくりするような出来事が起きたと言ってこう続ける。
「店員が僕にパスワードを持ってきてくれてそれを見たら、なんとWiFiパスワードが『マコーレー・カルキン』だったんだ。その店員がまた僕のところに戻ってきたとき、『君のお店のWiFiパスワード、気に入ったよ』って言ったら『ありがとう』って言ったから、僕は『それ僕だよ』って答えたんだ。すると、彼女は真っ青になってカフェのオーナーさんを連れてきたよ。オーナーさんは『あなたがいつの日かここに来てくれるとわかっていました』って言ったんだ」
マコーレーはアメリカの滞在時には19歳の時に購入したニューヨークのアパートにいるそうだが、街中で気づかれることを避けるために「僕は夜中2時か4時頃にしか外に出ないんだ。誰もいないから気づかれることもないしね」と話していた。