新型コロナウイルスの影響で、濃厚接触が避けられないスポーツの大会が次々と中止に追い込まれた。高校野球は春・夏大会ともに中止。昨年ブームが再来したラグビーも苦戦を強いられている。
そんななか、高校3年生の進路支援をするインターネット活動「#ラグビーを止めるな2020」が5月中旬にスタートした。スローガンは、「スポーツの火を消さない」。仕掛け人は、日本ラグビー協会の野澤武史さん。リソースコーチとしてユースレベルの普及、選手発掘を担当する元日本代表だ。この野澤さんは嵐の櫻井翔と浅からぬ関係がある。
「櫻井は、慶應幼稚舎時代の小学5年生からおよそ2年間、ラグビー部に所属していました。ポジションは、フォワードとバックスをつなぐスクラムハーフ。このころの2年先輩に、野澤さんがいたのです。野澤さんは、ボールを持って前転して投げるローリングスローができる選手。櫻井さんは『運動神経モンスター』と表現したことがあります」(芸能ライター)
櫻井は06年から、日本テレビ系夜の報道番組「NEWS ZERO」(現「news zero」)の月曜キャスターを務めている。そのため、五輪は08年の北京から18年の平昌まで夏冬6大会連続で現地取材。昨年は、日テレ系ラグビーW杯日本大会のスペシャルサポーターを務めた。「news zero」では野澤先輩を応援するため、「#ラグビーを止めるな」について報じている。
「大学時代の同級生には、元日本代表主将の廣瀬俊朗さんがいます。廣瀬さんはドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBSテレビ系)に出演。7年ほど前の『NEWS ZERO』では櫻井と対談しています」(前出・芸能ライター)
櫻井は約3年前、「第54回 日本ラグビーフットボール選手権大会」を観戦するために、プライベートで東京・秩父宮ラグビー場を訪れている。同じくラガーマンの弟と一緒に、慶應OBの応援に駆けつけたのだ。
いぜんとして変わらないラグビー愛。今後も思いは「ラグビーを止めるな!」だろう。
(北村ともこ)