フリーアナウンサーの田中みな実が8月14日、芸能プロダクション「フラーム」に移籍したことが同社ホームページで発表された。
田中は14年、「大好きなアナウンサーという仕事をもう少し広い視野で、環境で、挑戦していきたい」としてTBSから独立。宮根誠司アナや羽鳥慎一アナらがいる「テイクオフ」に所属し、フリーアナウンサーだけにとどまらず、女優業にも進出。昨年末に出版した写真集『Sincerely yours…』は美しいプロポーションが話題となり70万部を超える大ヒットを記録するなど多方面で活躍している。
今回の移籍について田中は、「放送局を退社して6年、仕事に対する考えや、やりたいことを尊重し、のびのびとやらせてくれた前事務所には、感謝の気持ちでいっぱいです」とし、「あらゆるジャンルで仕事をするうちに、新たな分野に挑戦したいという意欲に駆られました。新しい環境に身を置き、より一層、自身を追及していく所存です」とコメント。移籍先のフラームは女優のみが所属する事務所で、ほかにタレントやアナウンサーがいないことから、田中も女優業に本腰を入れるとみられている。
「フラームは、広末涼子をブレイクさせた井上義久氏が1998年に独立して設立した芸能プロダクションです。以後、一貫して女優のマネジメントのみを手掛け、戸田恵梨香、有村架純、松本穂香など、主役級から脇で光る役者まで多数の若手女優を輩出し、その育成手腕は業界ではつとに有名です。ただ、これまでフリーアナウンサーの肩書で活動してきた田中のフラームへの移籍には業界でも驚く声が多く、ネットでも《役者はむいていないよ、勘違いもここまで来ると…》《え、あの演技力で女優目指すの?》《この人はバラエティーの司会で周りにチヤホヤされるのが似合ってるんじゃないの》など冷ややかな意見が溢れました。ですが、田中が昨年初めて女優に挑戦した『絶対正義』は高い演技力が評価され、また8月にゲスト出演した『ルパンの娘』でもセクシーなコスチュームでの演技が“深田恭子を食った”と話題に。今年4月から放送された『M 愛すべき人がいて』の怪演も“Mはみな実のM”と言われるほどに話題を独占、本人も女優業に手ごたえを感じたそうです。『絶対正義』で共演してから親しくしている山口紗弥加はフラーム所属ですから、山口の口利きもあったのでしょうが、最後は業界の重鎮が両事務所を仲介して、田中が井上社長のお眼鏡に叶い、女優として“イケる”と判断されたということなのでしょう」(芸能記者)
ドラマでは艶気や怪演が評価されてきた田中だが、正統派の女優事務所に所属したことで、戸田や有村に続く朝ドラ女優も夢ではない?
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