貴乃花光司の息子で靴職人の花田優一が8月29日放送の「伯山カレンの反省だ!!」(テレビ朝日系)にゲスト出演。世界的画家バンクシーの手法について「俺の真似をしてる」と話した。
花田は神田伯山と共にバンクシーの展覧会を訪れ、画家でもあるという自身の立場から、世界的アーティストを「絵の緻密さよりも、“情報で人を遊ぶ”ということをアーティストで初めてやった」と評論。また、街中の壁に作品を残すというバンクシーのスタイルについては「壁に文字書くのは俺の真似してる」と豪語。花田は自らの靴工房の壁に悩みや嘆きの言葉を書き記していることでも知られ、それをバンクシーが模倣した可能性を冗談混じりに指摘している。
続けて、両手に買い物袋をぶら下げるイエス・キリストを描いた作品「キリスト・ウィズ・ショッピング・バッグズ」に関しては、「あんまり好きじゃない。キリストを使うのはルール違反」と低評価。これには伯山から「お前が“貴乃花”使うのとルール違反感は同じ」とのツッコミを受け、花田は「貴乃花という名前は使いたくない。バンクシーを見ていて思うのは、(自分も)名前を出さないで、テレビも出ないでやっとけばよかった」と後悔の念をにじませた。
「タレントとしてではなく、完全にアーティストとして終始ドヤ顔の“バンクシー評”を続けた花田。時折、伯山からの痛烈なツッコミがあり、出ばなを挫かれるシーンもありましたが、とりわけ失笑を買ったのはバンクシーが自分の真似をしてると言い放った部分です。これにはネットでも『自分もバンクシー見たとき花田優一の真似してると思った。震えが止まらなかった』『稀代の天才』と褒め殺しする声や、『勢いや感覚でモノを言ってはイカンよ』『酔ってるね~。第二期の中二病だろうか』『赤面するほど恥ずかしい発言』とのツッコミが殺到しています。もちろん花田はユーモアのつもりで口にしたはずですが、彼の場合、どこまでが冗談でどこからが本気の発言なのか判別しづらいということもあり、こうした反発が出てしまいましたね」(エンタメ誌ライター)
キリストを絵画の一部に据えたバンクシーの作品を見て、自らも二世タレントであることも公表せず、作品で評価してもらえばよかった後悔した花田。この斜め上なレビューには、さすがのバンクシーもリアクションに困っているかもしれない?
(木村慎吾)