女子フィギュアスケートのグランプリシリーズ・カナダ大会で4位の成績に終わった村上佳菜子選手。近年“ポスト浅田真央”として注目されてきたが、伸び悩んでいる感は否めない。
「今季は髪の毛をバッサリ切って気分を一新。昨年のジャンプの回転不足をはじめ精細さに欠ける技術面を仕切り直して臨んだ今季だったんですが‥‥」(スポーツ紙記者)
もともと、山田満知子コーチが「真央よりすごい選手がいる」とマスコミに宣伝していたほどの才能の持ち主。シニアデビューの年にはグランプリのアメリカで優勝もしている。
村上が今ひとつ開花しきれない理由を、フィギュア関係者がこう語る。
「ずばり村上選手の“甘え体質”ですね。『スケートの先生になるのが夢』である彼女には、競技に必要なハングリーさがないんです」
ソチ五輪の時も「(浅田と)一緒にいるのがすごく楽しい。自分にとっては素敵なお姉ちゃん」と言っていた村上。五輪のメダルをかけてライバルになるかもしれない存在だという認識がゼロだったのだ。
「今回も自分のショートの演技が終わってから永井優香選手の成績を見て『優香ちゃん、すごーい』。本当に性格のいい子だとは思うけれど、勝負の世界ではそれでは勝てなくて当然です。今季の調子を聞かれた時も『真央ちゃんが戻ってきてくれて、すごい練習するのを見て自分も刺激になった』と、まるで人頼みなんです」(前出・スポーツ紙記者)
ジュニアのグランプリ・クロアチア大会で2位に入りながらファイナル出場を逃し、表彰台で号泣した樋口新葉の爪のアカでも煎じて飲ませたいものだ。
(芝公子)