ジャニーズ事務所が11月10日、公式サイト上で所属タレント・山下智久の退所を発表した。
同事務所は「弊社所属タレント山下智久に関するご報告」と題し、「この度、弊社所属タレント山下智久は、2020年10月31日をもちまして退所いたしました」と報告。突然の発表となったことに関してはファンや関係者に謝罪し、山下の退所理由として、「山下より、本格的に活動の拠点を海外に移したい意向であること、また、現在オファーがある海外作品に参加するため、契約満了前の退所を希望する旨、申し出がございました」と説明している。
山下は8月、週刊文春に未成年女性との飲酒やお持ち帰り疑惑を報じられ、その後は芸能活動を自粛。山下自身が“言い出しっぺ”だったとされる亀梨和也とのスペシャルユニット「亀と山P」としての活動やドームツアー計画も、今回の退所によって白紙となることが確実視されており、ファンからは失望の声も続出している。
また、週刊文春に退所を先んじて発表された上に、10月限りで山下がすでに退所していたという事実については疑問の声も上がっている。
「山下のジャニーズ退所説はネット上でも囁かれていましたし、未成年女性とのスキャンダルによってその可能性が一気に高まったこともファンは薄々感付いていたかもしれません。ただ、謹慎する際、山下はファンクラブを通して『笑顔を曇らせてしまって本当にごめんなさい。待っていて下さい』とファンに向けてメッセージを発信。この言葉を信じながら彼の復帰や亀梨とのコラボに期待していたファンも多かったはずです。加えて、ジャニーズ事務所が10月限りで退所していた山下に関する発表を先延ばしにし、文春の後追いでの発表になったという点についても、『なぜ事務所は発表しなかったの?』『何だろな…この気持ち。待っていて下さい…って。気持ちがぐちゃぐちゃ』『もし文春の報道がなかったらいつ発表する予定だったのかは気になる』『色々あったとはいえ、退所後の発表って…』などといったファンの悲痛な叫びがSNS上に氾濫しています」(芸能記者)
ジャニーズ側は山下との別れについて「本人の意向を尊重し、双方合意の上で契約を終了することといたしました」と説明している。
円満退所であるならば、なぜ11月に入っても山下の退所をファンに知らせなかったのか。疑問は残るばかりである。
(木村慎吾)