タレントの熊田曜子が6月9日放送の「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)にゲストとして登場し、番組を盛り上げるためなら「血液型もウソをつく」と明かした。
この日、番組では「タフ過ぎる平成バラドル」にスポットを当て、2000年代初期にバラエティ界で活躍した熊田、眞鍋かをり、リサ・ステッグマイヤーら3人のタレントをゲストに迎えた。
3人が“売れるためにはどんな手段も取る”という当時の殺伐としたムードを振り返る中、眞鍋はデビュー直後に年齢を詐称していた事実を告白。これに、モデルの藤田ニコルが「考えられない。そこまでウソつかなきゃいけないの?」と驚くと、熊田は「テレビは唯一無二。出続けることがバラドルにとっては大事。女優さんは作品が残るじゃないですか。バラドルはテレビをつけて(画面に映って)居ないとダメなんです。だからこそ、大変なんですけど、出続けたい。しがみつきたい。毎回毎回がオーディションだと思ってます。今、いちばん気になるのがスタッフさんの評価です。熊田曜子を呼んでよかったねって次の会議で言われるかどうか」とテレビに出ることの重要性を力説した。
また、当時はグラドル仲間と定期的に集まり、「グラビア会議」なる戦略会議を開いていたと回顧。バラエティ番組における様々な“生き残り術”を話し合い、ときには、このMCにはちょっと“胸の渓谷”を見せておくと「よく(コメントの出番を)当ててくれるとか」と語ると、そのMCの名前を聞かれ、「(明石家)さんまさんです」と暴露。さらに、テレビに出演し続け、番組を盛り上げるための手段の一環として、「私、血液型もウソつきますよ。魂、テレビに売ってますから。番組が盛り上がればいい」と打ち明けたのだ。
「熊田といえば、5月18日に夫からのDV被害に遭い、同31日には所属事務所を通して、夫と離婚協議を進める意向を示したばかり。また、一部報道によれば、夫側は、熊田が彼女の出演する情報番組のプロデューサーとの不貞を疑っており、夫のDVはそんな彼女の不貞疑惑を詰問した際に起きてしまった出来事とも伝えられています。おそらく今回の『今夜くらべてみました』での熱弁は、離婚の意向を発表する前だったのかもしれませんが、MCへの色仕掛けや、売れるためならウソもついてきたという過去、さらには『今いちばん気になるのがスタッフさんの評価』『テレビに魂売ってます』といった発言に、視聴者が過敏に反応しています。
一連の報道を想起させる、あまりにタイムリーすぎるコメントだったとして、ネットでは『要するに売れるためにはいいようにウソをつけば芸能界で生き残れるということやね。プライベートもそうなんだろうね』『だからプロデューサーとそういう仲になってしまったのかな』『今回のDV騒動でイメージ変わりました。ドス黒い人ですね』『ウソを言うことに何の抵抗も持たない人だと感じてしまう』『いろんな意味で魂売ってますね』『よくもまぁぬけぬけと』といった冷めた反応が寄せられました」(テレビ誌ライター)
今回の発言の数々は、熊田に浮上している不貞疑惑との直接的な関係はないものの、どうしても、“平気でウソをつく人”との悪しきイメージを抱いてしまう人が多かったようだ。
その並々ならぬバラエティ番組に対する執念の通り、今回もスタジオを大いに盛り上げた格好の熊田だが、離婚協議中においては、あまり好感を持たれる内容ではなかったかもしれない。
(木村慎吾)